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2008.08.09

開会式を観て

きのうは、ビールを飲みながら午前1時まで開会式を観ました。
中国らしい大量動員による一糸乱れぬ動きと優雅さ、
スタジアムの巨大な空間に負けない意識された大胆な演出。
特に、鳥の巣の屋根、中央に空けられたリング上の開口部の側面を
使用しての高さを利用した演出は、空間ボリュームを見事に
使い切っており、さすがチャン・イーモウ!
日本人にはまねのできない大陸の民族としての豪快さが
社会主義体制である故の莫大な費用の注入により
見事に表現された開会式でした。
また、表現の領域を拡大させるものとして、最新のLEDや液晶シート、
ワイヤーアクションなどが重要な部分に随所に使われており、
幻想的な演出を可能にさせていたと思います。

この開会式を13億の中国の方々の大半がTVを通し感動し、
21世紀において新しいパワーを生み出す歴史的演出になると思います。

今後、数多くの優秀な人材が中国の伝統を乗り越え、または克服して
よりインターナショナルに活躍し始めるのはもう時間の問題です。
その時、文化的分野において、彼らが伝統とモダンの問題をどのように
対応しているのかを我々と比較することにより見えてくる部分が
あるかもしれません。

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