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暑さと忙しさのせいか、最近ブログの更新が毎日できなくなっています。
本当に毎日、ジェットコースターのような時間と精神の中で過ごしています。
きょうは、午後からフジヤマとともに市内のLEAF HOUSEの現場の後、
熊本のRIVERSIDE HOUSEの現場に。
先日、外部足場の解体前チェックで解体が延び、本日いよいよ全貌が明らかに!
設計者としてもっともワクワクする瞬間です。
到着時刻は日が暮れるぎりぎりの7時半。
夕暮れの中、川辺に開く無数の開口部は、西日を制御するとともにプライバシーを
守りながら川側の風景を切り取ります。

開口部をコンセプトに基き、一定のルールで整理しており
論理的な建物になっています。各開口部の高さ及び大きさについては、
すべて内部と外部の関係性に基き、スペースにおける機能と対応しています。

壁を折り曲げて構成するというコンセプトの結果、建物の見え方はいろんな角度によって
表情が違います。


担当のフジヤマのコンセプトが十分に活かされた建物に。
恐るべし!フジヤマ

川側にある堤防と建物の間の谷間。

切り取られた夕暮れの風景。抽象性を感じさせる写真でとても気に入っています。
この住宅は、在来工法による木造住宅で、コスト的に厳しい制約の中でも
実現できた住宅です。
外壁はサイディングの横張りの上、白い部分は汚れにくい光触媒によるハイドロテクト塗装、
こげ茶の部分は汚れが目立たないためビニールペイント塗装、
開口部のガラスはすべてシングルです。
穴があいている壁と同等に見せるためにアルミサッシの開口部は壁の奥に引っ込めて
取り付けています。
サッシ及び孔状の開口部の高さは、サイディングの割付450ミリの倍数に合わせて
あります。
すべての納まりを徹底的にコンセプトに基づき収めれば、建物は商業的水っぽさと違い、
極めてクレバーなものになります。
クレバーであれば、どんなにローコストでも
風格につながっていくと思うのですがどうでしょうか?

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