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2007.08.23

静と動

設計事務所というところは、一般の方のイメージとして
毎日、デスクに向かって図面を書いている印象があるかもしれません。
また、設計事務所に行きたいと思っている学生諸君も設計行為に対し、
デスクワークでのデザイン的な作業を常に行なっているようなイメージ
があるかもしれません。
ところが、設計の仕事を通して面白いと感じるのは、現場監理です。
以外に思われるかもしれませんが、自分たちが図面上で創造したものが、
現実に形となって立ち上がっていく様は、感動的です。
ものづくりとしての喜び、ワクワク感は現場にあります。
僕たちは、静としてのデスクワークと動としての現場を行きかいながら
忙しく動きまわっています。
動き回れることが、デスクワークに常に新鮮なアイデアをもたらします。
静があるから動が生き、動があるから静が生きます。
静と動は、お互いが補い合うものとしての状態であり、我々の仕事において
重要なキーワードです。

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