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2007.06.28

建築雑誌

 当アトリエでは、定期的にいろんな雑誌を取り寄せています。
a+u,GAJAPAN、CASA BRUTUS、日経アーキテクチャー、新建築、
新建築 住宅特集、など。
その中で、住宅の設計において一番重要視しているのは、新建築社の住宅特集です。
一般の人向けの雑誌ではありませんが、月刊をストックしていき、
設計における参考として頻繁に使用しています。
写真という情報は、どんなに細かく意識を集中して見ても、結局全体像しか把握
できていません。
計画やデザイン、空間の見え方など、設計を進めているそれぞれのケースにおいて
似たような参考になる事例を集める目的があると、これまで何気なく見逃していた
ものが、写真を通して間違いなく見えてきます。
模倣のために集めるのではなく、どう対応しているかを知ることが必要です。
今月号は、気に入らない住宅ばっかりとかいうレベルではなく、あらゆる情報は、
目的を持つことによって意味のあるものに変わります。
したがって、設計行為はあらゆる段階(プラン、空間構成、ディテール、材料、デザイン)
において目的が発生するもの(目的がなければ統合されたものにはならない)
であり雑誌の情報は、大変貴重なものです。

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