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福岡の建築プロデュース会社主催の公開コンペに、きょう日曜日
アトリエのスタッフ3名と行ってきました。
県内の飯塚に、自然が残る見晴らしよい180坪の三角形の敷地を購入された
若いご夫婦のための25坪くらいの小住宅提案コンペです。

ボクの事務所には声が掛からなかったのは、施主の方がご自分らと
同じような年代で若い方の感覚を求められた結果のようでしたが
3名の30代の若手建築家に混じり、以前から注目している
ボクとほぼ同年代の久保山さんも参加されていました。

各自持ち時間30分を与えられてのプレゼンテーションは、緊張感もあり新鮮でした。
当事者と違い我々は、ほんとうに高みの見物でしたので
とやかくいえる筋合いではないのですが、
あえて年長者であり、批判ではなく批評としての意見を言わせてもらえるならば、
4名の建築家のスタンスが大きく二つに分かれていたように感じました。

久保山さんも含め、2名の建築家は自分の提案したものに対する
個性というか自分らしさがはっきりと出て、
聞いているほうに明確に伝わってきたのに対し、
残りの2名の建築家の方は、施主の要望と予算的現実性を考慮するあまり
個性を強く感じませんでした。

ボクの年齢に近い久保山さんがあれだけの情熱と詩情を持って提案する様は
感動的でもあり、仕事になるかどうかわからないリスクを省みずに
労力を惜しまないプレゼは、若手の建築家達に
強い刺激を与えたのではないかと思いました。

若手の方達にとって仕事をなんとしても取りたいという気持ちはとても理解できますが、
逆に、コンペで仕事を取ることを考えるのではなく、それをきっかけに
自分らしさをどうだすかを考えたほうが前向きな結果につながるのではと思います。
そういう形で公開コンぺが次第にレベルアップしていくことに期待したいです。

さらに、独立予備軍としての設計事務所のスタッフの方達は、将来、自分の個性を
活かした独立を考えるのであれば、このような公開コンペを見られて
何かを感じ取ることができるのではないかと思います。
50代のボクでもとても刺激を受けました!

独立は思うだけではなく、事前に行動しなければ簡単にできるものではありません!
常日頃からもっと積極的に動いて、情報収集しなければ
チャンスは、すぐには訪れないと思うのですがーーーーー。

4名の建築家のみなさん、お疲れ様でした!

“福岡若手建築家公開コンペ” への4件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    ytake>昨日はありがとうございました。
     貴重なご意見ありがとうございます。
     
     次の、僕の公開コンペの時は、必ず見に来てください!
     

  2. SECRET: 0
    PASS:
    ぼくと大学が同期で設計事務所を開いている井本くんが
    博多区の須崎にイベントホールとしてスタジオMujyuu(無重)を
    運営しています。
    もし何かあれば是非、使ってあげてください。

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