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現在、実施設計を進めている田島O PROJECTも来週半ばには完了予定。
今年中の引っ越し予定と高気密・高断熱+太陽光発電+バリアフリーという条件
をクリアするために独立した平野くんと共同設計という形で進めています。
基本設計1か月、実施設計1か月という厳しいスケジュールです。

また、空調システムに対する施主の方の要望レベルがハイレベルのため
空調システムにおける専門家としてシード設計の鶴氏による指導を得ながら
進めており、高気密・高断熱の場合、
室内が完全に密閉されると人や水蒸気による空気が汚れたままになってしまうため
継続的に外部の新鮮空気を取り入れながら室内の空気を入れ替える必要があり
結果的に1種換気システム(機械給気+機械排気)が必要になり、
そうなれば省エネを考慮して外気と室内空気の熱交換システムも導入。
OMソーラーの自然熱の有効利用とは違い、
住宅の高気密・高断熱化によって、少ないエネルギーで住宅環境を
人工的に整えるという省エネルギー住宅です。
施主の考え方やシード設計の鶴氏から教えて頂き
やっとなんだかわかってきたような状態で
高気密・高断熱住宅の実績がない中、とても勉強させて頂いています。

今回の住宅は高気密・高断熱以外に
深夜電力を利用したエナーテックという床スラブ蓄熱方式を採用しながら
且つ、ロフト部からダクトにより床下に熱を回す循環方式を行い、
暖房はヒートテックとのダブル仕様になりますが
冷暖房用ヒートポンプを1台ロフト内に設置し、
冷熱も循環させることを考慮されています。

開口部はLIXILのSAMOSを使用し、ガラスは全て遮熱高断熱複層ガラスとし
玄関扉もスウェーデンのガデリウス・インダストリーkkの高性能木製断熱ドアを
使用しています。

施主の方が作られた空調システムの概念図

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