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今月上棟しました熊本のH PROJECTの施主ご夫妻が福岡に来られ
浄水通りにあるキッチンハウスで10時より打ち合わせ。
今回、営業の小山さんのがんばりと施主の増額によりキッチンハウスの
キッチンを入れることになりました。
むかし、キッチンハウスのシステムにはフルオープンの対面タイプが
無かったこととダイニングテーブルとも一体では無理で、
造作工事で対応していましたが、2~3年前より対面型でテーブル一体型の
デザインが充実し、当アトリエも施主にご相談の上、時々入れさせて頂いています。

打ち合わせでは、カウンターや扉の面財の仕様の確認以外にシンク回りでは、
シンクの大きさや深さの確認、水切りプレートの有無、
浄水機能切り替え型のキッチン水栓の確認、包丁差しの場所及び形状など
実物を見ながら細かく確認を行っていきます。

また、食器洗浄機にこだわれる方はみなこのドイツ製のミーレを入れられることが
多く、使い勝手や洗浄力、騒音、食器量等の細かい説明を受けます。

毎回、いろいろな施主の方に同行しますが一緒に見て回ることは、
まったく苦にならず、楽しい時間です。

1時半ごろまで打ち合わせを行ない、スタッフのフジヤマに天神まで送ってもらい
新天町のギャラリーおいしへ。
高校の同窓会の時に頂いていたグループ織物展に同級生のHさんが出展されているので
見に行ってきました。
みなさん力作揃いですが、ボクはHさんの作品がとても垢抜けていて
フランスっぽい色合が凄くいいと思いました。

彼女の説明によると織物では、どんなものにしたいのか図柄のスケッチを描いた後
縦糸はそれに基づき最初から決められた配置になりますが
横糸は織りながら変化や調整が可能であるという織物の持つ一定のルールに
関心を持ちました。
それってある意味で建築的というような印象を持ったからです。
最初のルールは設計図で調整や変化は、建築現場での修正という意味において。
あの美しい織物が実は織るという行為において、
その場の感覚以上に事前のイメージが必要という制約は、絵画とは違う建築的な
構築物であると思いました。
とは言いながら作品はとても感覚的で、フランスっぽいというのがどういう理由かと
聞かれるとそう言っている自分も極めて感覚的であり、そう思うからなのです。
特にあの何とも言えないグリーンに織られたひも状の格子の間から見える
様々な色味のマフラーは、印象画を思わせるようなものに感じました。

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