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RIVERSIDE HOUSEの打ち合わせの帰り、九州縦貫道に乗る手前に
ちょうど、1995年に竣工した熊本市営託麻団地があるので
寄ってみました。
私は、設計を行ったのが三人の建築家で、長谷川逸子と坂本一成までは
知っていましたが、あと一人がわからないまま、藤山と一緒に
見て回り、誰がやったのかあてっこをしてみました。

まず最初に、自信を持ってこれは長谷川逸子だと思いました。
各階のバルコニースラブが出巾を変えながらぐるぐる回り、それをパイプで結び
斜めに倒れた角度の違う手摺が取り付いています。施工的に大変な作業だったと思います。

バルコニー手摺を三角形の多面体で構成しながら、有機的に建物の周りを取り巻いて
いるところなど絶対に長谷川逸子だと思ったのですが-----—。

階段は、建物より飛び出しており鳥小屋のような金網で覆われています。

次は、この建物

あまり複雑にせずに抑えた感じといい、黄色の壁やアルミパンチングの手摺

壁に挟まれた階段上部の軽い感じのR状の屋根などは坂本一成がコンペで取った
コモンシティ星田を彷彿とさせ、これは、絶対彼だと思ったのですが----------–。

最後にこの建物

団地みたいな感じのこの建物は、だれでしょうか?
この通路も殺風景な感じで面白くないと軽口を言いながら
帰途に着きました。

事務所に戻り、さっそく調べてみると愕然……
全部はずれていました。
作品を当てるのはかなり自信があったのですが-----–。がっくり。
最初の建物が、松永安光さんでうちのスタッフ、ヒラノの大学でのボス。
次が、意外にも長谷川逸子。2枚目の写真の自転車置場の屋根は、確かに
長谷川さんっぽいです。この屋根が、いま藤山と進めているリーフハウスに
似ている(こんなに軽やかにはできませんが)ので参考になりました。
そして最後の建物がなんと!坂本一成ではありませんか!ショック!!
どうしてこんなデザインになってるんでしょう?

“熊本市営託麻団地” への1件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    最近、熊本にいかれる事が多いようですね。私も熊本出張が多くて
    CANDEOHOTELSを利用してます。安っぽくもなくいい感じですよ
    大石さん、是非チェックして見てください。(大石さんが好きそうです)
    (ちなみに私は関東でしたが皆おとうさん、おかあさんでしたよ)

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