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 先日、中古住宅付の土地を購入検討され面談をしました施主の方が
契約をされたため、敷地の中古住宅のキーホルダーをお預かりしました。
この住宅には、お年寄りが住まわれていたそうですが、亡くなられたため
ご親族の方より家財道具もそのままで、施主の方へ売却されたとのことを聞きました。
何かさみしい話ですが、木造家屋を解体する前に、2階からの景色を
どうしても確認する必要もあり鍵をお預かりしました。

それは、小さなサルの人形が付いており、白目の中の黒い瞳が、頭の揺れに
伴い、くるくる動く仕掛けになっているのですが、片目の瞳がなくなっていて、
痛々しい感じもします。生前、愛用されていた思いが入っているようにも
感じられ、そのキーホルダーを見ると、これまでの話に勝手なイメージが拡がり、
亡くなられた持ち主の方に本当に失礼なことかもしれませんが、
ちょっぴり勇気を持って建物に入ることが必要なような気がしました。

ぼくは、もともと納骨堂やお墓に極力近寄らないようにしており、
これまで、法事などでムリして入ると必ず、身体の調子を崩してきました。

そこで、今回アトリエの中でどうもない人間は誰だろうということになり、
全員一致でそれは、ヒラノくんだー!という話に。
「ヒラノくんであれば、憑依されないか憑依されても気付かんだろう。
とにかく、今回は君が担当だぜ!」ということで、まず先に建物に入ってもらい、
その後、ぼくと一緒に2階からの景色を確認することにしました。
2階レベルから周囲が確認できることはめったにありません。このチャンスを
活かすためにもなにがなんでもガンバリマス!!!ヒラノくんと。

“真夏のキーホルダー” への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    うーん、何がステキかよくわかりませんが、ライターマンと行ったら
    こわくないかも?大声コンビであっちがびびったりして------。

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