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きょう、日曜日は台風の接近に伴う梅雨前線の活発化で
朝よりずっと雨の中、
午後1時より山田デザインの山田浩史さん設計の
観世音寺の家のオープンハウスが行われ、
雨にも関わらず多くの見学者の方でいっぱいでした。

施主のご厚意により引っ越し後のオープンハウスということで
なかなか通常見れない生活の仕方までもが拝見できとても参考になりました。
生活を包み込む空間構成に対し、日々の生活を演出する様々な小物類により
非常に趣味の良さを感じさせる住まいとなっており
施主のご夫婦はお二人とも共働きでありながら、生活を楽しむための物選びに
時間を割きエンジョイされているのは流石だと思いました。
そのような情熱?があってか
ボクのブログを通してうちのソファに興味を持たれ
工事中にメールでの問い合わせがあり、実際に来て頂いて現物をお見せしました。
その甲斐あってか、スペイン出身のデザイナー、パトリシア・ウルキオラによる
洋物のソファが何故か観世音寺という地域性を意識した日本的デザインの
この住宅に合っているのが面白いところです。

建物は道路と敷地の50センチの高低差を生かし、駐車場の天井の高さを低く抑え
その上に寝室と和室を載せ、道路に対し軒高さを低く抑える配慮がされており
この住宅の街並みに対する高い意識を感じさせるものになっています。
軒のデザインにも工夫があり日本的でありながらも上品でモダンな印象を与えています。
なんていったって建物のプロポーションが凄くいい!!

スキップフロアになった空間構成に対し1枚の屋根が折り曲げながら載っており
いい意味で知的な操作に感じます。
格子戸をくぐり、エントランスまでの引きも雰囲気が良く
この家の中の空間に対する期待感を膨らませます。

(ガレージ上部スペースの踊り場より南側リビングスペースに対する見下ろし)

開口部まわりのディテールもよく考慮されており設計の山田さんの繊細さが伝わってきます。

この住宅のダイニングのペンダントを何にするかと言われれば間違いなく
このポール・ヘニングセンがデザインしたPH5をボクも選ぶと思います。
日本的空間には北欧のモダンデザインがよく似合います。
それはたぶん空間に木のテクスチャーが使われているという共通性が
あるからだと思います。

主寝室もいい!独特な色合いのグレーでとても落ち着きます。

(2階子供室)
寝室を除きほとんどの部屋がワンルームでつながる構成になっており
強いて言えば、この子供室の南側(キッチン側)は
少し閉じて壁にしてもよかったのではと思います。

またまた、耽美派の巨匠登場!ということで九州は耽美派が主流になりつつあります。

施工は筑羽工務店のハタさん!さすがハタさんです!

山田さん、施主のSさん!ありがとうございました。

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