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元スタッフの有吉くんが設計した動物病院のオープンハウスへ行って来ました。
彼が当アトリエを独立して4年が経ちますが
はじめて彼の作品を観させて頂きました。

独立してからは、彼なりに独自のアプローチで動いて
商業系の建物を中心とした仕事をしてきたようですが、
たぶん今回の建物が独立後はじめての正式な形(クライアントとの直接の設計契約?)で
発注した物件で第1作と呼んでいいのかもしれません。

先に独立した西岡さんや平野くんの場合、
オープンハウスは減点法で観てしまうのですが、
有吉くんは「ほほうここもきちんと納めとる!」とか
「こんなに大きな施設をよくまとめたとか」とか
まずは1作目と言う事もありどうしても加点法で観てしまいます。

ところでこの分節化された構成は建物の機能と大きく結びついており
それがこの建物を単なる商業施設から
建築家の意志を感じることができる建築として捉えれる
ぎりぎりのところで踏みとどまっている部分と思いますが
やはりこの分節化された間に挟まっている白い壁は、
完全なファサードであって、かれはそれを構成を曖昧にさせたかったと
表現していました。
住宅の場合、構成を強く表現することが時としてきつく感じさせるということは
理解できますが、このような建築の場合はむしろ強く構成を表現した方が
商業的なものを超えた建築になると思うのですが------。
したがって屋根のラインに合わせた白い壁は見せかけのようなものとして
映ってしまい惜しいと思います。

このような建物の場合、内部における見せ場は待合ホールぐらいで
それから先のスペースはどうしても機能を中心としたものになってしまいます。
24時間使用され休息と活動が繰り返される住宅と違い、
このような商業施設においては
機能がグルーピングされ複雑に絡み合うということがない為、
ある意味単調になってしまいます。

よくできているにも関わらず、ボクの中に残った物足りなさは
そのようなところから来ているのかもしれません。

有吉くんには、次に是非、住宅にトライして頑張って欲しいと思いました。

     

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