2007.09.03
RIVERSIDE HOUSE
熊本の白川沿いに計画しています住宅の打ち合わせに担当の藤山とともに
熊本に行ってきました。
当初の計画案であるA案で検討を行っていましたが、コストや西日対策等の
問題もあり、もう一案の提案を行なった結果、やはりA案ということだったのですが、
施主の迷いもあり、再度C案の立面の調整を行ない、今日改めて持っていきました。
前回より全体のフォルムもよりもとまったものになり、2~3日検討されることになりました。
A案は、川に対して開いたフォルムがよく、全体が感覚的にまとめてあるのに対して、
C案では、川に対して、裏と表の2色の帯状に折り曲げられた壁によって全ての機能と要望を
統括しようとしたものになっています。
担当の藤山が私と激論を交わしながら、粘り強く取り組み理知的にまとめたものです。
西側の川からの光を川の流れに対応する細長い無数の開口部をとおして、
内部の空間にオーバーラップさせ、絞られる光を意識したものとなっています。
施主のI さんからは、私の大好きなKOOP.の最新アルバムISLANDのダビングCD
+α をいただき、本当にありがとうございました!いまも音楽を聴きながらこのブログ
を書いています。
A案とC案については、内部からのパースを作成し最終判断を仰ぐ予定です。
熊本から帰り、夕方の6時からLIGHT TUBEの構造打ち合わせを構造家の
黒岩さんと筑羽工務店の秦さんと打ち合わせを行い、6月以降の法改正に
伴う混乱した状況を踏まえ、構造計算を必要としない方法で詰めることにしました。
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2007.09.02
暑かった8月が終わり、やっと9月
昨日は、「西に向かって開け!プロジェクト」の施主と朝の10時から昼の3時まで
現在進行している現場の状況報告、鋼管杭工事の施工報告書の説明、
開口部のガラスの透明、半透明の確認、西側開口フレームデザインの一部変更、
西日対策等の打ち合わせを行いました。
デザインの変更については、ご主人が的確に判断していただけるのでとても助かります。
オープンデスクの学生に作ってもらった1/30模型が大活躍です。I さんありがとう!
その後、既に上棟している篠栗の家の現場へ行き、内輪だけで簡単に上棟式を行ないました。
かなり緩勾配の屋根ですので、屋根の上での上棟式となりました。
お施主さまが、私のブログを読まれており、篠栗の家も5 Similar Houseのように、
工事に関わる業者の方たちと顔会わせを兼ねたお食事会をということで、6時半より
担当の平野とともに出席しました。各業者の方たちとざっくばらんにお話ができ、
とても良かったと思います。kさまありがとうございました。
担当の平野と酔っ払って帰ってきましたので、鬼嫁に叱られないように昨日はブログを
お休みしました。
今日、日曜日、小雨交じりの中、松山さんのオープンハウスに妻とヒラノくんと三人で
行ってきました。
うまい!松山さんの力作です。
ミース・ファンデルローエのバルセロナパビリオンのように壁の操作によって空間が
開いたり閉じたりしています。
簡潔な間取りと力強い造形。天井高さ2250ミリの心地よい落ち着いた空間の拡がり。
隅々まで行き届いたディテール。建物と空間と施主の趣味がぴったりとかみ合った
建物です。
いいと思える建物が見れることはとても幸せですが、その後、悔しい!という気持ちが
こみ上げ、そして次によーし!俺も負けないぞー!と気持ちを切り替え、
結局、仲間たちにとてもいいインパクトを与えます。
みんなが切磋琢磨してレベルを上げていくためにも、みんなで頑張りましょう!
“暑かった8月が終わり、やっと9月” への4件のフィードバック
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2007.08.30
ボクちゃんを救え!
昨日の毎日新聞夕刊に、先日、内閣改造が行なわれた安部政権の
新しい布陣に対し、50才前後の女性コメンテーター3名が
名付けたのが 「ボクちゃんを救え!」内閣。
ほんとうにうまいですねー。思わず吹き出しました。
ボクちゃん=安部総理を中心に、実力者で固めても、
「救え」と思われている事に政治的リーダーシップがあると受け取られていない
根本的問題があると思います。
ただ、このボクちゃん的世界、政治では批判も多いかもしれませんが、
建築やアートではうらやましい資質のような気がします。
ボクちゃん的人って、豊かな環境で育ち、小さい時からグレードの高いものに
普通に接している結果、人並み以上に美意識に優れています。
でないと「美しい国、日本」というスローガンは、出てこないと思います。
また、素直で人に騙されやすく誠実な所が、建築ではひたむきさとして評価されます。
生活に悲壮感がないから貧乏臭いデザインにもならず、
趣味がたくさんあるから話が面白く、
育ちがいいから何をデザインしても上品で、
家があくせくしていなかったから、おっとりしてて物腰が柔らかく、
実家に余裕があり、応援してもらえるから、仕事を選ぶことができ、
海外経験も豊富で英語にも堪能だから海外の情報にも敏感。
中高一貫で青春を共にした同期は、その後、親の会社を任され仕事の依頼も増える。
あーボクちゃんいいですねー! 建築では。
普通のサラリーマンの家庭で育った僕はボクちゃん建築家ではありませんが、
何か違うところを敢えて探すとすれば、両親が二人とも上海と台湾からの引揚げ者で
日本的価値観に縛られない家風の中で育ったことぐらいかもしれません。
現代の建築家の理想像は、前回ブログで述べた女性の価値観、時代感がわかる
おかまちゃんにプラスした「ボクちゃんおかま建築家」かもしれません。
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2007.08.29
5 Similar House 上棟
福岡県の苅田町で計画をすすめていた住宅 5 Similar Houseが
昨日から今日にかけて上棟しました。
思い返せば、最初の面談が昨年の3月28日。
それから、お時間をいただいての最初の提案が7月1日。
3案のうち2案は、私がまとめ、1案は、私のスケッチを笠置がまとめました。
このスケッチは、最初に私がいろいろと扱っていたのですが、他に2案イメージが
湧いたため、気持ちがそちらへいっている中で、笠置がバトンタッチして
プランをベースに形とコンセプトをまとめていきました。
提案には、時間的余裕がなくかろうじて第3案として間に合いました。
その後、施主から、もっと透明感のあるものを求められ、
透明感を空気感に置き換え、部屋が連続的につながっていく
シームレスハウスの提案を行ないました。
結局、最終的には最初にご提案した3案の中の笠置がまとめた案が面白く、
使い勝手もいいということで採用になりました。
それが、5 Similar Houseです。
結局、実施設計も含めご面談から1年以上かかっての上棟。
とても感慨深く、いままで急がずに待っていただいたお施主さまに対して
感謝したいと思います。
これから、手戻りがないように順次、打ち合わせを進めていくつもりです。
A案
B案
C案-決定
D案
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日頃からとてもお世話になってます。
毎度打ち合わせのたびに、大石さんと笠置さんの頭の回転の速さと
豊富なアイデアに驚かされています。
ところで先日も打ち合わせありがとうございました。
だんだんと細部まで明らかになってきて、楽しくて仕方ありませんが、
なんとあの翌日、誠に突然ではありますが、
うちの奥さん、出産いたしました。
母子共に健康で、大変良かった訳ではありますが、
予定日よりずいぶん早く生まれたもので、二人ともほんとビックリです。
よって、これからは家族4人で新居を楽しみに待っていますので、
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
>笠置さん
たまに妻宛にメールをいただきますが、ただいま入院中ですので、
何か送られる場合には夫メアドまで送信願います。では。
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エッー!!!びっくりー!あの日、冗談で打ち合わせ中、産気づいたら
ごめんなさいと言っておられたのが、翌日出産とは。でも、おめでとう
ございます!濃密な打ち合わせがぎりぎりに出来て助かりました。
今後ともがんばります!
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先日は、オープンハウスに来て頂きありがとうございます。
大石さんから評価頂くなんて光栄です。来年のサマーパーティーも呼んで下さい。楽しみにしております。その前に忘年会は私が頑張ります。
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えー、Nさんご出産されたんですか?それはそれはおめでとうございます!・・笠置さんもご結婚とか、今日お聞きしてびっくりしました・・・happyな話題はこちらまでうれしくなっちゃいますね、みなさんほんとおめでとうございます!