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2007.10.09

K PROJECT

先日の日曜日にご提案したK PROJECT.
40坪の角地の敷地に34坪前後の住宅を、1階にパブリックスペースがある2案と
2階にある1案の3タイプ出してみました。
A案は、一番オーソドックスでバリスタイルのご要望に合わせ、1階外部とのつながりと
開放性を意識し、
B案は、空間的拡がりをさらに強調したものとしました。
C案は、一番、冒険案で6つのフロアが上下にずれながら立体的につながり2.5層の
ワンルーム的空間に なっています。
最初に頂いていたイメージ写真がほとんどバリスタイルでしたので、1階の庭との
つながりをもっとも重要視されていると思っていたところ、バリスタイルは奥様の好みで
ご主人は、C案の立体的つながりを気に入られていらっしゃいました。

毎回、感じることですが、当アトリエに設計を依頼されてこられる施主の方々は、
私が考えている以上に大胆なものを求められている方が、圧倒的に多く、
逆にとても有難く思っています。
自分自身が、もっと大胆になるべきだと思うのですが、昔の仕事がなかった時代
の怖さがしみついているため、どうしても万が一の安全策を考えてしまいます。

オーソドックスなプランがあった方が、大胆な案に興味を持ちやすい心理的作用も
あるかもしれません。

A案

B案

C案

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今日は、祭日ですが朝10時より二日市でONE PROJECTの地鎮祭がありました。
これから来年の4月までがんばります!
担当のヒラノは、鹿児島の高校の同窓会が別府であるらしく、出席できませんでしたが、
27才にもなって男ばっかりの同級生と血の池地獄などを見て回っているのでしょうか?
あーイメージするだけでへーんー!
どういうところに泊まるの?と聞くと、自分に合わせて安いところ(あー可哀相!ヒラノくん
安い給料しか出せず)をとってもらっているそうで
旅館の名前が「光荘・ひかりそう」と言うそうです。
それって、大学近くの安い木賃アパートのような名前で、修学旅行生用の
たこ部屋があるようなイメージがするのですが、果たしてどうだったでしょうか?

2時からは苅田町の5 Similar Houseの現場に担当の笠置と行ってきました。
きょうは、施主に2パターンの外壁の色の確認をおこなってもらいました。
メーカーに作ってもらった左官仕上げのように見える吹付け見本と
模型にCGで色をかぶた外観写真をイメージできるようにお見せしましたが
その場では結論が出ず再度、1週間ほど検討することになりました。

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2007.10.07

自分の価値

今日は、午前に8月のブログで書いた真夏のキーホルダーでご紹介した
施主のKさんのプレゼンテーションを行いました。
現状の建物の確認は、幸いにして何事も無く助かりました。
プレゼは、3案、提案させていただきました。
どの案になるのか1週間後が楽しみです。

午後、今日は日曜日なのでレンタルビデオでDVDを借りてきました。
「ロッキー・ザ・ファイナル」感動しました。
シルヴェスター・スタローン扮するロッキーバルモアというボクサーの
年を取り引退した自分の価値を再度見つけるために復帰するドラマですが、
自分が今後同じように年齢を重ねていく立場だから感動しているだけなのかは
みなさんの判断に任せたいと思います。

映画は功成り名を遂げたロッキーが年を取っても再度、自分の人生における価値
を見つけるために息子の反対を押し切ってヘビー級のチャンピオンに
挑むまでを描いています。
息子は、かねてより親の七光りから独立したい気持ちでいっぱいなのですが、
父が再度プロボクサーとして復活することに対して困惑します。
映画の中では、息子がほとんど誘われても寄らない父親(スタローン)の経営するレストラン
に立ち寄って父を外に呼び出し、自分が会社においていかに迷惑をこうむっているかを
話し、父のボクサーとしての復帰を止めるように説得するシーンのセリフを
紹介したいと思います。

幼いお前を持ち上げ母さんの前で世界一の人間にすると俺は誓った。

しかしお前は、人にバカにされても平気な人間に成り下がった。

自分のふがいなさを「影にかすむ」せいにした。

世の中バラ色じゃない。

厳しくてつらい所だ。

油断したらどん底から抜け出せなくなる。

人生ほど重いパンチはない。

だが、大切なのはどんなに打ちのめされても

こらえて前に進み続けることだ。

そうすれば勝てる。

自分の価値を信じるならば、パンチを恐れるな!

他人を指さして自分の弱さをそいつのせいにするな!

それは、卑怯者のすることだ!

お前は違う!---------------—-・

涙が溢れて止まりませんでした。ロッキー・ザ・ファイナルはいい映画でした。

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九産大の後期授業が始まっていますが、まだなかなかブログに載せにくい状況です。
もしかしたら、今回の1年生は想像力において私が教えた九産の4年間のなかで
過去最低かも?
空間造形演習では、まず建築に対する捉え方の固定観念をこわすことを
重要視しているのですが、いろんなヒントを出しても、さっぱり響いてくれません。
アイデアを考えるためには時間をかけなければいけないし、そのための訓練を
学生の間にやっておかないと社会人になって伸びないということをしつこく話して
いるのですが、ほとんどの学生が1週間の中でやった作業は30分です。
しかもB5のノートを切り取ったものにエスキースのような簡単なスケッチが1案あるのみ。
そして、自分は能力がないと思っています。
能力がないのではなく、能力を開発するやる気がないだけなのに
能力がないことをやれないための理由にしているだけにすぎません。

私が建築の学生のときは、いつも課題が間に合わない、できないタイプの学生でした。
手の速いやつは、その頃の新しい建築の考え方を雑誌から取ってきて手早く
まとめていましたが、自分のアイデアを捻出するのに時間がかかり過ぎていつも
未完成だった私は、できるやつらに君たちは自分のアイデアがないと批判していました。
出来ん坊主で自信もないくせに批判精神だけは旺盛でした。
結局、アイデアを自分で考えずに他から借用していたできるタイプの学生は、
私の学年では、だれも建築家にはなっていません。

才能なんて建築以外のどの分野にいっても要求されるならば、どこに行っても
一緒だと思うのですが。
才能がないと思う前に能力を伸ばす努力をすることが必要だと思います。
その努力ができるかどうかは、性格における粘り強さやしつこさの有無かもしれません。

いつも思うことですが、大学においてもう少しモチベーションを上げるための授業
を1年生の間に科目としてやってあげると、目覚める生徒も出てくると思うのですが。
これからは、そういうことが必要な時代だと思います。

学生諸君!建築ってすごく面白いぞー!
一度作ってみたらやみつきになること間違いなし!保証します!
ただ、お金持ちになることは保証できましぇーん!
貧乏でーす!

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2007.10.05

おやじ三人衆


5Similar House現場状況

昨日は、午前中LIGHT TUBEの実施設計、午後より苅田町の5 Similar House
の現場、夜はカッシーナのカクテルパーティーにかこつけて、GATの吉浦君と
山田デザイン研究室の山田さんのおやじ三人で遅くまで飲みました。
吉浦君とは、百道中学の同級生でざっくばらんに言い合える仲です。
山田さんは、もともと吉浦君の飲み仲間で、私もその集まりに入れていただき
親しくさせてもらっています。
私の周りには、建築家の同級生が多く、先日ブログで紹介したY設計室の家原が
高校の同級、アトリエ スクエアの大場、イモト アーキテクツの井本が大学の
同期です。
昨夜は、建築写真での色の表現にこだわりがある吉浦君の話しや、建築写真家
の得意、不得意についてなどいろいろと賑やかな夜でした。

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