福岡の建築設計事務所「大石和彦建築アトリエ」

千葉で計画をしています住宅のＮご夫妻が、大手新聞社に勤務
されておられるご主人の転勤に伴い、名古屋に引っ越される
ことになり、福岡での最後の思い出にと、自宅に招いての食事を企画しました。
建物の計画については、基本設計の打ち合わせを完了し、
実施設計は、2年後の東京へのご転勤を想定した上で
建物の竣工から逆算したスケジュールに合わせ、開始する予定です。
結果的に十分な準備期間が取れますのでホッとしています。

食事は、妻の知り合いの女性シェフを招き、自宅のキッチンでイタリア料理を
作ってもらいました。
担当のヒラノと我々家族3人を含めた計6名のささやかなパーティーでしたが
ワインの酔いも手伝い楽しい夜のひと時でした。
昨年の6月頃、たまたま自宅の建物を見に来られたことがきっかけで
その後、千葉の流山に土地の購入も決まり、順調に話が進んできたように思います。
本当に、不思議な縁を感じます。
これからも全てが順調に進んでいくことを祈りたい気持ちで一杯です。

日曜日、私の子供が所属する少年ラグビーチーム「草ｹ江ヤングラガーズ」の
卒業式が東区の西部ガスホールで朝の9時から行なわれました。
少年ラグビーは、幼稚園から中学生までを対象としています。
今回の卒業式は4月より高校生になる次男の卒業式であるとともに、
長男の５年間から次男の9年間までの14年間、
関わらさせていただいた私の卒業式でもありました。

卒業式には、小学生のお子さんを連れた若いご両親がたくさん来られていましたが、
私たち夫婦も１４年前は、37才であんな風に若かったんだなーと感慨深いものが
ありました。人はこうやっていつのまにか、ところてん式に押し出されて年を取っていくと
思うとちょっぴり寂しいものがあります。
逆に言えば草ｹ江というクラブチームが、幅広い年齢層を大きく包みながら
親と子、子と子、親と親の間にきずなという社会的な関係を強く気付かせてくれる
素晴らしいチームだということです。
「草ｹ江ヤングラガーズ」本当にお世話になり、ありがとうございました。

卒業式の後、中学3年生だけはいったん解散し、午後3時より中学2年生と
お世話になったコーチたちと最後の卒業試合を2試合,舞鶴のグランドで行ないました。
彼らにとって、９年間一緒だったチームメイトとの最後の試合です。
中学2年生との前半の試合は、手抜きのない素晴らしい動きのゲームでした。
底力のないチームとも言われましたが、精神的な弱さを克服できていれば
九州大会優勝の夢も決して夢ではなかったかもしれません。

試合の後、ドロドロに汚れたジャージーを制服に着替えるために各自、家に戻り
夕方の6時半より、天神の平和楼で謝恩パーティーが行なわれました。
子供と親、それぞれが壇上に上がり、子供は高校の行き先の報告と今後の抱負、
親からは、クラブへの感謝の言葉が語られました。
その後、子供を返しての2次会が行なわれ、帰宅したのは12時を過ぎていました。

今日の朝10時から工務店が行なっています二日市のＯＮＥのオープンハウス。
あすも朝10時より夕方の5時まで行なわれます。
実は、ボクは最終的な状態での建物をまだ見ていません。
ｱﾄﾘｴの竣工検査は来週の月曜日に行なう予定になっています。
きょう、ヒラノが撮ってきた写真を見る限りでは、細かい部分は当然いろいろと
あると思うのですが、意外にすっきりとしており、工事の方も何とか間に合わせたようです。
さいわい、昨日のブログを見られ来週、ご都合がある方からも今回のオープンハウス
へのお問い合わせがあり、ご紹介してて良かったと思っています。
来週の土曜日には、手直しを完了した状態で当ｱﾄﾘｴのオープンハウスを
行いますので乞うご期待！
上の写真は、1段下がっているところがリビング、正面がキッチン、右側がダイニングです。
キッチンの左手には、東側の朝の光を浴びて食事ができるブレックファストテーブルと
キュービックな建物に取り込まれた外部デッキが連続します。

これまで、オープンハウスは設計事務所主導で行なってきたのですが、
二日市のＯＮＥ　ＰＲＯＪＥＣＴは施工をされている斉藤工務店さんが
先に是非やりたいということになり、明日、あさっての二日間、工務店の
お客様を中心に行なわれます。
私のｱﾄﾘｴでは、29日に家具が入った状態でオープンハウスを行なう
予定ですが、来週都合で見に行けない方は、当ｱﾄﾘｴにご連絡いただければ
見学は可能です。
外観はまわりに対して小さくかわいい家ですが、中に入ると二層分の
ワンルームの大きな空間が待っています！

最近、とても忙しくなかなかブログの話題が浮かんでこない今日この頃ですが、
茶化すことが少なくなったｽﾀｯﾌのヒラノに、施主との打ち合せ時に
繰り返される、あるフレ－ズに気付きました。
それからというもの、横で説明を聞きながら何回言うのか数えていると、
たまらなくおかしくなり、神妙な面持ちで聞かれておられる施主ご夫妻の前で
不謹慎にも必死で笑いを抑えている状態です。
施主の皆様、本当にごめんなさい。
「ここは、ですねちょっとこうしまして-----—ちょっといいかなあと思いまして-----–
ちょっとできます----------ちょっと時間をかけさせていただき----------—ちょっと良くなるかと—」
1回のヒラノの説明の中に「ちょっと」が平均10回は繰り返されています。
「ちょっと」はたぶんヒラノにとって謙遜語なのでしょう。
次に説明を行なう私にも移ってしまい、いけないと思いながらも思わず出てしまい
二人そろって「ちょっと！ちょっと」
これからは、建築界のザ・たっちと呼ばれたりして-----—-。