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2021.06.30

今年の梅雨は

 

 

福岡の今年の梅雨は例年になく早々に梅雨入り宣言となりましたが

結構、晴れている日が続き、おかげで外部デッキで食事をすることが増え

気持ち良く過ごせています。

先週の日曜日は天気がいいので墓参りを兼ね糸島に夫婦でドライブをしました。

 

まだ6月ですが糸島の海岸は数多くの海水浴客で賑わっていました。

お墓参りの後、海岸沿いにある「time」でランチを楽しみ帰ってきました。

 

これって気象庁は早々の梅雨入りを後で修正するのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

約1年前のコンペで当アトリエの案を採用された武雄S PROJECTがやっと上棟。

施工は大石建設さんです。

L字型プランの平屋建てですが、この形状は土地の高低差の解消及び周辺環境

(借景としての風景の取り込み等)などから導き出された

極めて論理的な回答としての提案になっています。

道路側の東面(写真左)は視線を遮断した連続するトップサイドライトが

建物内側に入り込んだ形態になっています。

 

 

2021.04.17

妻の母の他界

(妻の父がワシントン特派員時代、ニューヨークでの家族写真)

 

妻の母が96歳を迎える5日前に他界しました。

95歳と聞けばこれまで他人には「大往生だったですね」と何気なくお悔やみを踏まえ

話していましたが——–そんなに長生きしても身内にとっては大変な喪失感で

これまで他人事のように捉えていた自分を恥じました。

 

我々家族にとって妻の母にはどれだけお世話になったか計り知れないほどの

御恩があります。

共働き夫婦にとって子供たちの送り迎えから食事の世話まで母のフォローなしでは

成立できなかったことであり

また、CITY CUBE(ボクの自宅)を

自分の土地に設計するきっかけを作ってくれたのも母であり

美しく、優しく、保守的でなく常に前向きで素敵な母でした。

 

本当にありがとうございました—-ありがとう!!おかあさま!!—–合掌。

 

 

 

 

 

 

2021.03.26

隈研吾展

武雄の現場に行くついでに長崎県立美術館で開催されている「隈研吾展」に

偶々休みだった妻を誘い行って来ました。

現場の打ち合わせの間、妻を武雄市図書館で降ろし、

打ち合わせ後、妻を拾い長崎へ。

 

 

入ってすぐの正面に氏が設計した国立競技場のディテール、模型等のパネルが壁一面に

展示されていました。これを見ると同じように見えていたルーバー(格子)が様々なピッチで

展開されている様が理解できます。

 

彼は建築における手法としてのテーマを「時間」、「粒子」、「孔」、「やわらかい」、「斜め」の5つの項目に分け説明が行われていました。

これらの手法は彼が唱えている「弱い建築」や「負ける建築」という概念に

含まれるもので論理だてがとてもわかりやすいものでした。

 

寺院建築の構造に見られる持ち送り式の梁形式を応用した橋と建物の複合施設、

この構造は美しく素晴らしい!左手に見える鉄骨の構造シャフト内のエレベーターを

使い橋を渡って施設へと行くことができます。

 

 

日本中からのコンペ応募作の中から選ばれた浅草文化観光センターの模型

日本家屋が7層に積み上げられたような形態で会場では模型を見ることで

各層の屋根がどのように側面に回り込み納められているかとてもよくわかります。

限られた敷地において彼の日本的な格子デザインを立体的に分節させながら

見事に表現されています。

 

 

 

北陸の市庁舎(どこだったか忘れました)の通り抜けができる開放的なインタースペース

(内と外の相互空間)の模型、会場ではビデオ作家による日常風景が映像表現として

流されており広場における様々な人々の動きが納められ非常に興味深い

映像でした。

 

 

 

英国のスコットランド・ダンディにできた極めて抽象的形態の美術館の模型

とても美しい建物ですが中がどのようになっているのかよくわからないほど抽象的で

内部写真は外観に比べ比較的普通に感じました。

 

 

それにしても中山氏も隈氏も建築においての「やわらかいもの」について意識していることに

共感を覚えました。

また隈氏が物の集合体を粒子と変換させていることに自然現象の抽象化に対する

提示として感じました。

 

 

 

 

 

 

 

2021.03.08

中山英之展

 

八幡の現場に行った帰りにTOTOミュージアムで開催されていた「中山英之展」に寄ってきました。

中山氏は伊東豊雄事務所時代に多摩美術大学図書館の担当をされ、

建物はコンクリート打ち放しによるアーチを交叉させた構成で

伊東豊雄氏の作品の中でボクの好きな建物の一つです。

その中山氏がどうやら福岡県の出身らしくTOTOミュージアムでの展覧会となったようでした。

上の写真は中山氏のたぶん独立第1作の住宅模型で周囲の環境状況が

精巧に造られています。

この住宅では大きく湾曲した2層のフリースペース正面が大きく外に向かって開き

この住宅を象徴するような柔らかなカーテンが吊るされています。

とてもポエティックな住宅で中山氏が表現していきたい方向性が表出しています。

 

 

 

 

上の建物は作家のアトリエを兼ねた建物ですが童話的な形態にも感じます。

 

 

 

 

上のコンセプト模型は狭小地に7層にずれた住空間をうねるような曲面の壁の中に

重層させたもので半透明のフロアを表す表現といい学生時代の課題のような

瑞々しさを感じます。

 

 

 

 

 

この瑞々しいコンセプトモデルが次第に現実的に検討されていく過程を展覧会で

確認することができます。

 

 

 

この模型で全体のフロアの構成がおおまかにはわかります。

 

 

 

 

各フロアの構成と家具がレイアウトされていますがどうやって上がるのか中々わかりません。

 

とても刺激を受けた展覧会でした。