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昨夜、柳瀬真澄設計工房と田中俊彰設計室,伊藤建築都市設計室及び当アトリエの合同新年会がありました。

さらにゲストとしてNKSアーキテクツの末廣宜子さん及びボクの妻が参加。

柳瀬氏の発案で今回は、昨年メキシコの建築家ルイス・バラガンの見学ツアーに参加した柳瀬氏のご子息である一希氏及び当アトリエの元スタッフであるノットイコールの有吉くんと角建築研究室の角くんの三人にバラガン及びキャンデラについて語ってもらい

その後、アメリカの三大巨匠(ライト・ミース・カーン)の建築を観るというコンセプトでボクのアメリカ建築弾丸ツアーについてお酒を飲みながら語ることになりました。

 

彼ら3人のツアーは建築家のための企画ツアーでメキシコシティーにあるバラガン、キャンデラの建築作品をバスで駆け巡る内容のため

相当数の建物を効率よく見て回ることができます。

そのため、旅先での移動や宿泊、見学の予約などの煩わしさがなく、仕事が忙しい方には非常に有り難いツアーだと思います。

 

ルイス・バラガンの建築は、福岡でも海の中道ホテル、ルイガンス などで影響を受けた独特の色使いを観ることができますが

日本よりもずっと赤道に近い太陽の日射しの違いによってあの強い色も活かされるのだと思います。

 

また昨年、見学したファンズワース邸を設計したミースファンデルローエのバルセロナパビリオンにおける平面構成にバラガンがかなり影響を受けているようにも思いました。

柳瀬氏によればミース~バラガン~安藤忠雄という影響の系譜を感じるとも。

 

メキシコの強い光の中での室内への自然光の取り入れ方が素晴らしく、

北欧のアルヴァアールトと地域も環境も対称的ですが

光の取り入れ方においては共通性を感じます。

バラガンとアールトを観たくなりました。

 

将来有望な若手三人組の説明もわかりやすくみんなでワイワイ言いながらの楽しい時間でしたが

説明が1時間半ほどになったため2番手としては待つことで少々くたびれました。

 

ボクの番では、みなさんお酒と食事をして頂きながらお話をさせて頂きました。

 

知り合いからの突っ込みは非常に面白く、

このような場で建築の旅についてフランクに話せるところがとても楽しい!ところです。

 

我々夫婦の旅は、建築についての話以外に4日間という限られた日程で個人ツアーをどのように企画し行ったのかという過程の体験談をお話することも今回のポイントでした。

 

まずはアメリカでの巨匠たちの代表作を地図に落とし込んだものを表示

 

 

するとみんなから「オオイシさん!!これ4日間で全部回ったの!!」と驚きの声が!

 

いける訳ないじゃない!!と次のスライド

 

 

じゃーーん!日本地図を並べて見せて—-アメリカはこんなに大きんだぜ!!(同じ緯度です)

 

そこで東海岸に絞ったことを説明。

 

また、ボクなりにアメリカの4大巨匠の作品と年代の年表を作成し

ライトは早熟で早い段階から活動をし91歳で亡くなるまでの長い生涯に渡り時代の変化に対応した個性的な作品を作り続けたこと。

ミースはドイツ時代にバルセロナパビリオンという図抜けた作品やトゥ―ゲントハット邸などがあるもののアメリカ亡命後のファンズワース邸までは目立ったものがなく、65歳の時に瑞々しいファンズワース邸を熟練した完成度で作ったこと。

カーンの処女作は50歳という遅咲きでそのアートギャラリーが遺作となった英国美術センターと向かい合って建てられていること。

等々がこの表を見ながら比較することで感じて頂いたと思います。

 

ということで1時間に渡り熱弁!!を奮ったのでした。

 

柳瀬さん今回の企画ありがとうございました。

 

次回は夏に末廣宜子さんがスリランカの旅についてお話することに——-。