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2019.12.27

何だそれ?

 

新しくできる商業施設にテナントとして入るクリニックを設計中なのですが

これまでビル内診療所(クリニック)の経験は何度かありすべて現況施設でのリニューアルで

新しくできる施設内でのテナント設計は初めてでした。

 

新しい施設に入る場合、これまでと勝手が違い、全体の施設設計会社以外に貸し手側が

全体のテナントを統括管理する内装管理室(略称ナイカンと呼ぶ)を立ち上げており

各テナントはそこを窓口として全体のルールに沿った内装設計をしなければいけません。

 

ナイカンとの打ち合わせも初めてですが、それ以外に、この施設が防火区画、避難経路、排煙設備等

の緩和処置として「避難安全検証法」という方法を採用されており、今回の物件の場合

ナイカンによって排煙設備の検証を受ける必要があるとのことでした。

はじめての経験で「何だそれ?」という感じ—-。

 

どうやら各室の出入口開口部巾と高さ、天井高さが避難時に煙の滞留時間として

どのぐらい確保できるのかをコンピューターソフト計算によって出すらしく

基本設計段階でクリニックの天井デザインについて施設設計側に事前確認を行っても

はっきりしない為、ネット情報や書店で参考書を探すもののほとんど出ていません。

 

最初、それのどういう部分をクリアすれば良いのかわからずとても困惑しました—–。

 

わからないこと、未経験なことは必要以上に慎重さが必要で—–今のところ何とかクリア

 

年末の押し迫った時期に実施設計を終え、施工業者の方へ何とか図面を渡しました。

 

 

 

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