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2017.12.31

大晦日

2017年の大晦日
朝から自宅の掃除をして昼からは買い出し。
3時より1時間ウォーキング。
夕方、昨日帰福した次男と今日が休みだった妻の三人で
お寿司を食べる。
東京から帰ってくる長男の飛行機が福岡空港に午後8時50分ごろ
到着のためそれに合わせ三人で車に乗り迎えに行きました。

その後、福岡城で行われているチームラボによる「城跡の光の祭」に
行きました。

これまとは違う大晦日の迎え方ができチームラボに感謝。
今年1年このブログを読んでいただきありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願い致します。
   

2017.12.23

37年前のボク

年末のアトリエの大掃除をしていたら
1冊の古いスケッチブックを見つけました。

大学を卒業して2年目に同級生と初めての海外旅行を計画。
まだ先が見えない悶々としていたなか
海外の建築を見てみようと思い立った旅でした。
その本の最初のページに12月27日の日付で日記が書かれていました。
37年前のボクですが
恥ずかしながらその綴られた一文をご紹介。

12月27日

「今日はとにかく疲れた。
今、パリのホテルの部屋のデスクでこの日記を書いている。
この部屋は、パリのホテルらしい部屋で花柄模様の壁紙が貼ってあり
ベッドカバーとカーテンはローズ色だ。
僕らの部屋の窓からはユトリロの絵に出てくるような街角とともに
遠くエッフェル塔を望むことができる。
今日は不安と安堵が交錯した刺激に満ちた一日だった。
心配した税関チェックも全くあきれるほど簡単に終え
シティターミナル行きのバスに乗った時は
白みはじめた空のブルーな空間に
ぼんやりと浮かんでいる建物を眺めながら、
僕の胸はこみあげてくる感動でいっぱいだった。

しかしその喜びもたちまち不安に変わった。
滞在するためのホテルを4軒ほどあたったのだが
すべて断られ途方に暮れた。
〇〇の他力本願を拒否する姿勢は、
僕がもっとも見習わなければならないところだが
この際、仕方がないため、
僕の提案によりパリ三越のトラベルセンターにホテルの部屋を取ってもらうことにし
こうしてやっと落ち着いた次第である。」

懐かしいなあ!いよいよ始まる旅の行方の1ページとして綴ったものでした。
スケッチブックにはその後向かった南フランスのベルフォートという片田舎にある
ル・コルビジェ設計のロンシャン教会が描かれていました。

 
この時は当然ながらカメラも持って行っていましたが
このロンシャンだけはスケッチに留めようと考えていたのだろうと思います。

ロンシャン教会内部、有名なステンドグラスのある壁ではない方向がえがかれており
どうしてこの方向だったのか思い出せません。

大掃除のお陰で昔の自分にタイムスリップした気分になりました。

   


 
日曜日のきょう、大分県立美術館で開催されているイサム・ノグチ展に
行って来ました。
坂茂氏設計の大分県立美術館はコンペ時のプレゼにおいては、
これまで坂氏が表現されてきたものを使用しての提案であったため、
あまり新鮮味を感じていませんでしたが
出来上がったものを観ると、
直方体のニュートラルな形態ながら地方美術館としての展示・企画
におけるフレキシビリティを兼ね備え、
オープンスペースの外部とのつながりにおいても
開放感のあるものになっていました。
また、隅々に至るまでディーテルが大変洗練されており流石だと思いました。

これまで美術館と言えばアカデミックでオーソドックスな建物としての
イメージが定着していましたが
金沢21世紀美術館や国立新美術館辺りから芸術としての現代性を捉えた
新しい美術館としてのイメージチェンジが進んでいるように思います。
本来、アートとは過去を踏まえ今をどのように表現するのかが本質であり
器として建物が現代性をベースにするのは当たり前のことで
これまでは企画する側の保守性が問題だったのかもしれません。
ところでイサム・ノグチ氏は1904年に生まれ
彫刻のみならず舞台装置から屋外庭園などのランドスケープ、
和紙を使用した照明器具、椅子、机のデザイン等
巾広い分野に渡り才能を発揮した方で
日本とアメリカという二つの異なる文化の間で
ハーフとしての宿命を負い苦悩、模索をしながら
創作を続けたマルチアーチストです。
展覧会での氏の系譜を読んで凄いと思うのは
アメリカでは建築家 ルイス・カーン、バックミンスター・フラー、
フランク・ロイド・ライト、SOMのゴードン・バンシャフト、
デザイナー ジョージ・ネルソン、舞踏家マーサ・グラハム、医学者 野口英世
日本では建築家 谷口吉郎、丹下健三、アントニン・レーモンド
華道家 勅使河原蒼風、芸術家 岡本太郎、流 政之
マルチアーチスト 北大路 魯山人、音楽家 武満徹、美術評論家 滝口修造等々
20世紀を代表する各界の著名人たちとの交流です。

展覧会では初期のブランクーシの時代から戦後の日本を中心とした活動の中での
作品を年代順に鑑賞することができます。
特に後半の日本での創作においては、
弥生時代以降の埴輪等に影響を受けバナキュラー化しており
コルビジェのインド・シャンディガールでの彫刻表現や岡本太郎、ヘンリー・ムーアなどと
時代的共通性を感じます。
そうしたなかイェール大学ベイニッケ図書館の沈床庭園は素晴らしいと思いました。
図書館は大理石を薄くスライスしたものを外壁に使用した
SOMの代表作として有名であり、大学時代に学校の授業で知りました。

        (SOM ゴードン・バンシャフト設計のベイニッケ図書館)
 



(ベイニッケ図書館前庭にある沈床庭園)


       (同図書館内部、大理石の模様が外光により写し出されています)



展覧会においてさらに興味を持ったのは平面としての2次元的なものを
折り曲げることで3次元としての立体的作品にしたもので
これは周囲を回りながら鑑賞するとマッシブなものよりも
見え方が非常に変化に富んでおり
建築表現としてボリューム的なものより面的なものを志向している
ボクの個人的な好みの理由がわかったような気がしました。

イサム・ノグチ展は来年1月18日までです。


      



仕事がヒマだからでしょうか。
今年の年賀状はプリントパックへ印刷を頼んだものが届き
昨日、年賀状ソフト「筆王」の住所録を最新に修正したものから
半日がかりで宛名印刷を行いました。
後は、もう書いていくだけ!
ヒャッホー!!
ああ嬉しい!------年末の仕事納めからの地獄の年賀状書きも解放だあ!
    
東京から帰ってきて以降、ずっと寒い日が続いており
今年は冬の訪れを早く感じます。
今日はフォルツアのスタッフである前田さんのサプライズ送別会に出席。
代表の青木さんからの依頼で前田さんにわからないように
出席の返事はメールではなく直接、青木さんの携帯へ連絡!
設計、施工合わせ50人近い参加者がみな賛同し
ひとりもミスなく今日この日を迎えました。
入口より全員が前田さんの花道を作って二手に並び
クッラカーを持ちお出迎えをしました。
驚いた前田さんは思わず涙、涙、なみだ------。
前田さん4年間本当にお疲れさまでした。
最初はフォルツアや我々建築家のクライアントとして
次にフォルツアのスタッフとして
個性的で気難しい我々をフォローして頂き
ありがとうございました。
結婚されてても前田ファンが多く送別会は盛り上がりました。
 
二次会は井本と柳瀬さん三人で赤坂のおでん屋に飲みに行きました------
後半、井本氏の「考え方が古い!」発言で論争となりどっと疲れる------。
どうして断定的に言える自信があるのかよくわかりません。