BLOG

妻の休みに合わせ、19(日)、20(月)と御船山の紅葉と九十九島への小旅行に
行って来ました。


御船山へは福岡より1時間半で行くことができ、
朝の10時ごろ出発して昼前に到着。
紅葉は京都ほど色づきがいいわけではありませんが
樹齢170年のもみじなどを観て庭を散策しました。
その後、井手ちゃんぽん本店で昼食を取りたかったのですが
日曜日でもありお店の前には行列ができており
九十九島の遊覧船が15時半までのため
佐世保へ直行しました。
九十九島は昔からせんべい(ピーナッツが入ったちょっと甘めで薄い)が
有名で知ってはいたものの行くのは初めてでした。
島の数が九十九あるという訳ではなく、実際は200近くあることを
それぐらい多いという例えの名称だということも初めて知りました。
東北の松島でも遊覧船に乗ってみましたが
こちらの方が島の数が多く、眺める風景も変化に富んでいます。
福岡から2時間ちょっとで行ける名勝地があったなんて驚きです。
もっと宣伝してもいいのではないでしょうか。
弓張りの丘のホテルからは、いくつもの島影が重なり合った素晴らしい
風景を眺めながら温泉に入りました。(夕食のバイキングはイマイチ)
翌日、佐世保市内にある白井晟一設計の親和銀行本店を見学。
日本的ではない石のボリューム感に圧倒されました。
低層部に使用されている磨かれた赤御影の石と上層部に荒々しく積まれている
石の対比感、その上に乗っかているシャープな切れ味の屋根
西洋的伝統性を感じながらもモダンであり、
竣工当時(1975年)建築を志す学生にとっては一世を風靡した建物でした。
ただ実物を観て思ったのは、正面とサイドとの落差が大きく
素人ながら手厳しい妻などは「これってファサード建築じゃない?」
と言っておりましたが-----—-。
その後、高速で一気に帰らず有田、伊万里を寄り道して帰りました。

伊万里では大河内山というところに寄る。
ひなびた焼き物の里でちょっとばかりブラブラ歩くには丁度良い場所です。

2日間ともお天気に恵まれ良い旅でした。
福岡から武雄(御船山)~九十九島~弓張の丘(入浴のみ可)というコースで
日帰りもできますし頑張って朝早く出れば、その後、有田、伊万里経由でも
日帰りが可能かもしれません。
       
今日、日曜日は妻も仕事が休みでボクは16時より打ち合わせがあるため
ふたりで北九州市立美術館で開催されているターナー展に午前中行って来ました。
美術館のリニューアルオープン記念展ということらしく
43年前の竣工当時に近い状態で改装されており新鮮に感じました。
竣工した1974年といえば、ボクはまだ高校3年生で
この建物の設計者である磯崎新氏はポストモダニズムの旗手として
すでに建築界のスーパースターでした。
翌年の75年に氏の著書である「建築の解体」が出版されており
その2年後に当時、建築学科の2年生だったボクは
建築の歴史やモダニズムの現状など全く理解していない状況で
むさぼるように読んだ記憶があります。
磯崎氏はモダニズムという規範を解体し、
建築の領域を拡張させる試みの手段として
歴史様式からの引用、暗喩等を試みられており
北九州市立美術館は、1910年代のロシア構成主義の影響を受けた
ロシアの美術家エル・リシツキーとオランダの建築家マルト・スタムがデザインした「雲のあぶみ」プロジェクトからの引用がされています。

「雲の鐙」―周りの風景、市電、街灯、服装などと比較しても当時
建築が時代の最先端を走っていたことが窺われます。この建物は敷地スペースが
十分に確保できない交差路にオフィスビルとして計画されました。
それにしてもぶっ飛んでいます!
北九州市を一望する丘の上に大きな二つの角型シリンダーが突き出た形態は
極めて象徴的であり敷地及び建築家選定は当時の谷伍平市長による英断の賜物です。
美術館へは2本の突き出たシリンダーの間より階段を上って入ります。
二つのシリンダー内は展示スペースになっており、
その間が吹き抜けのある大きなホールでトップライトからの光が降ってくる
ダイナミックな構成を感じ取ることができます。
エントランスから入って正面は2階へ上がる階段でバロック的な構成である
左右対称に途中から分かれて上がる大階段になっています。

ターナー展は来年の2月まで開催されています。
4年前に東京都美術館で行われた展覧会より小規模で小さな作品がメインと
なっていますが行かれる方は事前に2014年度の映画「ターナー、光に愛を求めて」
を観ていかれた方がいいかもしれません。
    

2017.11.04

信じる力

プロ野球日本シリーズは第6戦の延長11回でホークスが勝利し4勝2敗で
DeNAとの激戦を制し幕が下りました。
ホークス日本一おめでとう!!
当初、ホークスが3連勝した段階でネットではホークスの圧倒的強さを
評価する声が多数でしたがボクが観ている限りでは第1戦を除き、2、3戦では
DeNAに押されている印象を持っていました。
DeNA打線にはホームランのパワーがあり、
ホークスは守備力の高さで守り勝ちしており
結果的にDeNAは負けていましたが粗削りな強さがありました。
また、短期決戦にも関わらず、
ピッチャーの継投のタイミングが常に遅れ
工藤監督の采配に疑問を持っていました。
それは選手を信じる力かもしれませんが、
場合によっては非情さも必要だと思うからです。
第6戦の工藤采配においては
第5戦に左ピッチャーの濱口に8回までノーヒットに抑えられ
全く打てなかった長谷川と川島を再び起用していました。
5回に1対3と逆転され今永を全く打てないなか、
8回の先頭バッターで長谷川になった際、
又延長11回の裏2アウト1,2塁でサヨナラというチャンスに
前日もこれまでの打席も全く打てていない川島の打順となった際-----
テレビを観ながら応援していた身としては
大声で「クドー!!もういい加減に打者代えろー!!」と
叫んでいたものですが------
なんと-----二人とも大事な場面でヒット!!
貴重な1点差に迫るきっかけとサヨナラという大きな役割を演じたのでした-----–。
口うるさい外野席としては散々、采配についての批判をしていましたが------
これまでの長いシーズンを通しての選手の持っている潜在力、練習、調子等を
一番理解しているのが監督であり
きっと最後まで信じ続けることが選手への思いとして伝わり
それが結果的に潜在的な力を引き出したのだと思います。
「信じる力」—-野球は本当に奥が深いスポーツですね。