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芦屋 Y PROJECTの現場は現在、外部サッシが取り付けられ
内部屋根、壁面への断熱材吹き付けの準備を進めています。

外部の吹き付け色は大きな見本でダークグレーで決定し、
正面のグリッド状に割り付けされた米杉材の色についてもウォールナット色で決定。
先日、審査機関による中間検査も終了しました。

写真は2階子世帯の空間で右側が南、左が北でデッキスペースが取られています。
南側には熱環境に対する緩衝スペースとしてのロフトが設けられています。

キッチン、ダイニング、リビング、寝室がワンルームとして一列に並びます。
外部の壁が張られるとようやく開口部から内部へ自然光がどのように入るかの
確認ができます。空間に対しどれぐらいの光の量があるのかがわかるため
毎度のことですが現場の納まり以上に光の入り方を確認しています。
こういうことは事前に設計の段階でいくら想像しても難しいところです。
(このプロジェクトにおいては1/30模型を作り南側からの光のバウンド効果を
検証してはいましたが)
建築の設計行為において現場での確認及び調整は非常に重要で
料理に例えるならばレシピを綿密に作成し、忠実にそれに従って料理しても
最終的なおいしさに大きな差が出ることと同じです。

    

2017.03.26

母の三回忌

1年前に母の一周忌を行い、今年はまだ2年目なのですが
仏式の法要では亡くなった日を忌日とするため
亡くなった翌年が一周忌で翌々年が三回忌ということになっています。
したがって亡くなってお葬式をしてから三回忌まで
毎年法要をすることになります。

法事、法要など母が存命中はボクなどはほんとに無頓着で
準備はすべて母任せで母に言われるまま、ただ付き添っているだけだったためか
「あんた大丈夫?私が死んだらちゃんとしてよね!」と不安がられていました。

母が亡くなり、いざ、自分が喪主となるとこれまで母が行っていたことを
何とか思い出しながらやっています。
人って若いうちは宗教に無関心でありながら
年を取ってくると次第に宗教的な法事の役割が増えてきて
いつの間にか仏教心というものを芽生えさせられるから不思議なものです。

昨日25日に東京からおじ夫婦、叔母に来て頂き、息子二人も帰福、
亡くなった姉の次女が代表で来てもらい総勢8名で無事、
母の三回忌を済ませることができました。
昨日は江戸川乱歩賞に惜しくも落選した
高校の同級生であるY設計室の家原くんが書いたその推理小説の
出版記念パーティーで幹事役に名を連ねながら
法事と重なり出席できず大変、残念でした。

   

 3月5日と19日と同じ建築家による二つの住宅のオープンハウスに
行って来ました。
設計は矢作さんのOBである松本君。
二つともプロトハウスさんよるプロデュース物件。
5日は場所が北九州小倉北区で19日は福岡市中央区平尾。
どちらも構造設計を東京の全国的に著名な名和研二さんに依頼。

北九の物件は床面積が30坪のミニマムで松本くんらしい2層の直方体の建物。
一見2階にはどこにも窓がないように見えますが直方体のなかに2階外部デッキ
スペースを取り込んでおりそこに面して開口部が空けられています。

i以前からプロトハウスさんが試行されてきたブルースカイミーティングという
心理テストによって家づくりをされる方のニーズを
把握しながら依頼主と作り手との共通認識を深めていく方法論をベースに
今回、ワークショップという形で実現された建物で
プランのベースはそこで見出され、その後、建築家の手を経て具現化されています。

1階の長手プランの半分がほとんど開口部のため8cm角程度の鉄骨柱で
支えながらも鉄骨と木造の混構造による適合判定にはならずに通っているとのこと。
耐震壁は同じ並びの寝室部分に取られているだけであとはすべてオープン。
残念なのはそうしながらも開口部のアルミサッシが少しごついため
ボクでしたら木造の柱にして、たて框を柱に被せることで鉄骨なしで
納めていたかもしれません-----—。
内部の仕上げは天井も壁もほとんどシナ合板になっており扉枠も省略されています。
照明やスイッチ、水栓金具などクライアントのこだわりが
いたるところに込められた住宅でした。

次に19日の平尾の住宅。
これは鉄骨とコンクリートと木造による混構造で適合判定になったとのこと。
松本君の執念を感じさせます。
平尾の高級住宅街にある敷地は傾斜地を擁壁によって造成され売られていた
そうで道路から擁壁の高さがかなりあるため、オープンハウス当日は
車で回っても建物が上の方に建っており視界に入らず
探すのに苦労しました。
建物は建て込んだ住宅地の中において擁壁上の建つ住まいからの視界の開き方が
テーマになっているようでした。
1階玄関、和室、2階書斎グループと1階LDK,寝室、サニタリー、2階子供室
の2つのグループが切り離されそれぞれ廊下と渡り廊下で接続されているプラン。

 
(2階書斎から渡り廊下を通し子供室を観る)

隣地既存擁壁に対する防護的なコンクリート壁の採用や
構造上必要となった一部鉄骨造の選択により基本は在来木造でありながら
複雑な混構造の建物になっています。

1階リビングの接地性にこだわったプランで
クライアントの意向もあるためわかりませんが
ボクだったら道路レベルまでエレベーターを設置する方法を検討し、
2階をリビングとして外に大きく開いていくような提案をしたかもしれません。

     

     

2017.03.17

確定申告

毎年、確定申告の時期は
3月15日の期限ぎりぎりでバタバタとまとめていましたが
3年前に薬院で親の後を継がれ税理士事務所をしている
高校の後輩を紹介してもらい,これまでお願いしてきた税理士さんを変えました。
この3年間早めにまとめてお願いしてきましたが
あまりの能力の違いに感心させられ、
今まで随分と余計な税金を納めてきたことに後悔しています。
本来、我々があまり認識していない経費等を正当な形で落とせたにも関わらず
3年前までは、こちらのまとめたものをアトリエに来ていただき、
30分そこそこで納税額をはじき出されていた以前の税理士さん
(税理士事務所のスタッフであり資格を持たれていませんでした)とは、
費用は以前より倍近くお支払いすることになりましたが
とんでもない違いがあるんだということがわかりました。

専門性を必要とする仕事において能力の違いが大きく結果を左右する
ということを常に感じる職場にいながら
確定申告に対し十分な対費用効果があるということに気づきませんでした。
どうしても目先の費用に捉われ全体としての損得の判断ができなかった訳で
たとえ費用が高くてもきちんとした税理士さんにお願いすることを
痛感しています。

       

昨年の7月ごろ前歯から5本目の左上歯の痛みがなかなか取れず、
これまで通っていた歯医者さんでは、治療方法が明快に感じられない為
思い切ってアトリエにもっとも近く、
またアトリエのクライアントでもあるN先生にご相談に行きました。
検査をしてもらった結果、この歯の先端部が割れ奥までいっていることから
痛みが取れないようで抜くしかないことになりました。
どうやら長年に渡り、就寝時等も含め、
知らず知らず歯を噛みしめていることが多いようで
(妻から歯ぎしりを指摘されたことはないのですが)
その結果、特に細かったこの歯が割れてしまったようです。
建築設計という仕事柄、歯を食いしばることが多いのかもしれません-----—。
抜いてしまうと両サイドの歯にブリッジをして付ける方法と
インプラントの二つの方法があると言われましたが
ブリッジの方は、インプラントよりは費用が安いものの
結構かかる割には両サイドの歯の負担が大きくなるとのこと。
結局、お金のないこの時期、かなりの負担になるのですがインプラントを
お願いすることになりました。
これまで歯科医院の計画等でインプラントの知識はにわか知識ながら
ありましたが、N先生から十分な説明を受けおぼろげながらも
やっと理解することができました。
検査では頭部用のCTで撮影されたものが
頭蓋骨の下半分を立体的な3D画像として見せられ
現況の上あごの形とそれに対しどのように器具を埋め込むのか
詳しい説明を受けました。

むかし、小学生のころ、僕らの世代は鉄腕アトムやサイボーグ009が
流行っており子どもながらに自分はサイボーグ人間で一部が機械であると
思っていたのですが、ある日病院でレントゲン画像を見せられ
自分も普通の人間であったことにがっがりした記憶があります。
(大人になっても宇宙人と言われたりしたこともありましたが------)
あの頃はたぶん、今と違い、ロボットやサイボーグというものに対し抵抗がなく
小学生はみな未来に対し明るいイメージを持っていたのだと思います。

N先生が慎重なのかそれともインプラントでは一般的なのかは
わかりませんが、歯を抜いた後、周囲の歯肉が盛り上がってくるまで
半年ほど定期的な歯全般のメンテナンスを受けながら待ち
本日、インプラントのベースとなる器具の埋め込み手術を受けました。
器具が鼻腔の中に入り過ぎないように最後は凄く原始的で
トンカチでトントン叩きながら2度ほどCTを撮って確認しながらの作業
口をずっと開けたままトンカチの音を聴いていると
テレビコマーシャルでやっていた「トントン、トントン、ヒノの二トン」
を思い出し思わず吹き出しそうに-----—。

1時間半ほどかかりましたが切開した部分を縫合し、手術は無事終了。
さらに3か月後ぐらいに埋め込まれた器具に歯の土台となるものをねじ込む予定。

小学生の時に抱いたサイボーグにわずかながらになった次第です。