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3月にご相談に来られた2世帯住宅のクライアントの方が
大手ハウスメーカーにもご相談されていたため、
ハウスメーカー側の熱心な営業により結果的に
当アトリエの提案を見ての最終判断となっていた物件が、
本日、無事設計契約となりました。

アトリエの強みとしては複数案のプレゼンテーションができることであり
それぞれに外観模型を提示したことも強いアピールになったと思います。

2世帯のうち、ご両親の世帯は
落ち着いたハウスメーカースタイルのデザインを好まれており
息子さん世帯は当アトリエが手掛けたSHIMA STYLEなどの
木を使用したコンテンポラリーなデザインを好まれていました。

提案の内容は、当アトリエのコンセプトを通しながらも
外観デザインにおいて安定感のある落ち着いたものがA案

敷地が広く余裕があるため、広い中庭型の構成が可能なB案

できるだけ貸せるスペースを確保するために敷地を限定することで
その枠組みでしか提案できないようなC案

当初、ハウスメーカーへの対抗案としてB案を先に作り、
その後、こちらの価値観に沿ったC案を作り、
B案では対抗案として弱いと考えA案を作りました。

いざ提案してみるとB案の反応はいまひとつで、想定通りご両親がA案、
息子さん世帯がC案となり、その後、次第にC案が優勢となり
家相も確認して頂き、さらにプラン修正への対応もクリアできC案となりました。

 

当初、C案は2世帯住宅のそれぞれの要望を満たすとともに
建設スペースを逆にコンパクトにした現実的で合理的な提案でしたが
ご両親が建物の形態を受け入れられるか心配でした。
3つのプランを提示することでいろいろな可能性について判断ができ
その結果としてC案を選んでくださったことに大変嬉しく思っています。

 

 

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