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先日、NHKで放映された地球イチバン 「世界一服にお金をかける男たち」を
たまたま観てサプールなる言葉を知りました。

アフリカのコンゴでは、フランスの植民地時代の影響で
フランス紳士のようにエレガントに着こなす男たちのことをサプールと呼ぶらしく、
かれらは日頃、電気工事の職人だったり、
子供もいるお父さんなど普通の生活をしていながら、
給料の数倍もするブランドスーツ、シューズ、ネクタイ、サスペンダー、
ポケットチーフ、ソックスなどを相当数揃え
その組み合わせを楽しみながら、
街を歌舞伎役者の見得と同じように独特のしぐさで闊歩するのが
サプールの流儀らしくとてもかっこいい!と思いました。

舗装もされていない道をピカピカの高そうなシューズを履き、
気温が30度を下がることがない暑さのなかでも、しっかりとスーツを着こなし粋です。

ボクなんかサスペンダーは小学生時代のズボン吊り程度の認識しかないのですが
色とりどりのサスペンダーを組み合わせて着こなしているのを観ると
はじめてズボン吊りではなくサスペンダーとしてのかっこ良さの認識を持ちました。

かれらが着こなしの基本としてエレガントという言葉を使っていることも
何か新鮮な響きとして感じました。
日本ではエレガントをどちらかと言えば、女性に対して使う場合が多く
男性でエレガントと言われると女性的なイメージとして捉えられるかもしれません。
言葉の持つイメージ、価値観についてもう少し領域を拡げることで
新たなイメージを造り上げることが可能であるかもしれず、
先入観という枠組みを常に崩すということが必要だと思いました。

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