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きょうは午前10時よりキャナルの無印良品 MUJI CAFEにおいて
無印商品を扱っている良品企画の金井社長を交えた懇親会に出席。

1週間前に突然、メールでの参加依頼があり
来春のキャナル無印のリニューアルに対して多目的スペースのデザイン及び
活用を巡り福岡在住の建築家の方々と意見交換をしたいとのことでした。

企業トップである金井氏や元アメリカMUJI社長で現事業開発担当部長、
九州地区エリアマネージャー、キャナル店の店長などにお会いし、感じたことは、
非常に溌剌とされ勢いを持った新しい価値観を認識されており
物を売る(あるいは購入してもらう)ためには、その背景を捉え
企業倫理に基づくコンセプトを明確化したうえで掘り越していくような
従来の小売業とは違う、衣・食・住におけるライフスタイル全般に関わる取り組みを
しかけようとされているということでした。
また、金井社長はかつてのアップルのスティーブ・ジョブズのような
変革者としての雰囲気を感じ
最近の企業トップに対するイメージの変わりように新鮮な驚きを持ちました。

現在、良品企画の売り上げは2250億円に達しているそうですが
あくまで中小企業の感覚を持ってやっていきたいと言われ
ジーンズとせーターという組み合わせのデザイナーのような雰囲気は
とても2250億円を売り上げているトップには見えないかっこ良さを感じました。

さらにお話では,産業革命まではLabor(労働)、工業化社会においてはWork(仕事)、
次の情報化社会においてはPlay(遊び)へと変化すると言われ、
プレイは感動を生み出す、だから店舗でも感動は作れる筈だと。

また、地球が誕生して46億年、人類が誕生したのはその中のわずかな時間ながら
地球の総人口は日本とは逆に増え続けているような状況のなか
「これがいい」ではなく「これでいい」という価値観に変えていく必要があるとのこと。

(物を創造する側の人間において「これがいい」という」ものを作れる人が
「これでいい」ということには理解できますが、「これがいい」というのが作れない人に
「これでいい」とは言われたくないとは思っていますが、
限られた地球環境を考慮した場合、確かに消費する側の価値観の転換が
必要な時代になってきていると思います—-)

そのなかで生活の質を上げていくという目標をみんなが持てば経済は悪くならない。
これまで日本で決めた商品で強引に世界において展開していたが
次は土着化を目標としている。
それを日本の地方において地域クリエイターと連携しながら多くの暮らし方について
生活の質を高めるトライをして世界へ拡げていきたい。

無印良品はこれまでプロトタイプとしての商品化住宅を
著名建築家の難波和彦さん、隈研吾さん、坂茂さんと組まれ発表されており
今後新築物件以外に空き家問題についての対応としてのリノベーションに
力を入れていこうとされており、来春のリニューアルで住提案の地域ハブとして
情報発信のプラットフォームとしたい意向のようでした。

で—-ボクがこの場にどういう基準で呼ばれたのかはよくわかりませんが
リニューアルを仕掛けているリズムデザインの井手くんやR不動産の本田さん
本田さんと組んでやられているマツダグミの松田くん、アポロ計画の松山くん
たちなどは妥当な人選のように思いました。

とにかく来春に博多キャナルのノースビルにある無印良品の売り場が
新たなコンセプトでリニューアルされますのでご期待下さい!

 

 

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