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昨日、当アトリエの元スタッフ西岡(旧姓笠置)さんの
福岡県美しいまちづくり賞住宅部門大賞受賞をお祝いするパーティーが
有志一同によりフォルツアのオフィスで行われました。

主催の青木さんより女性として母として子育てをしながら
最初の住宅で大賞を受賞したことをみんなでお祝いしてあげたいという意向により
元上司のボクも幹事として名を連ね、参加しました。

彼女のデビュー作「Obi House」は建築学会主催の建築九州賞で次点、
リクシルのデザインコンテストで入選、新建築住宅特集への掲載決定と
一気にド派手なデビューであり、元上司としてとても嬉しく、誇らしく思っています。

祝賀パーティーは彼女の都合で平日の午後4時からということもあり
主に若手の建築家(といっても40代前半?)の方々が来られていました。
花束贈呈と出席者全員よりお祝いのスピーチがあり、
彼女もとても嬉しかったと思います。

次は元スタッフである平野公平氏に是非!がんばってもらいたいと思います。

午後6時より六本松の居酒屋に場を移し、2次会を行いました。
2次会の席では、ボクがコンペに入賞したことも話題に上がり
いろいろと言われましたが、このコンペ物件がおいしい物件で
それを狙って取ったボクが戦略的だと言われたことには少し引っかかるものが------。
かれが言いたいのはコンペを取るために僕らしさを捨てたのはおかしいと思われているようで
それは勘違いであるということを反論しました。

このコンペのプラン構成は長年、
内部と外部のつながりというテーマを追い求めていたコンセプトに基づき、
まさしくCITY CUBE,CASA CROSSに続く延長上にあるものです。
(元スタッフの西岡さんは1次会の時にそう言ってくれててよく理解してくれていました)
(また、当アトリエが最初から目指していたのは庭と間との関係において
集中した庭ではなく分散化された庭との関係性を作り出すもので
それを踏まえ、この案の前に別案も検討していましたが土地の広さが約60坪と
限定されたなかでは難しく、建物そのものは集中型でありながら
庭は分散化されているというこの案を提出することに決めた経緯があります。
したがって、最初からCITY CUBE,CASA CROSSの
延長を狙っていた訳でもありません。)

また、方形のフォルムがボクらしくないというのも間違っており
ボク自身は建築のフォルムを通し自分らしさを意識したことなど全くありません。
今回のコンペにおいては商品化住宅として構成と一体となった方形屋根とすることが
周辺環境への負荷を減らすことになると考え提案を行っています。

ボクとボクのブログに興味を持って頂いていることはとても有難いことですが
常々、物事は一面的ではなく複合的であると思っていますので
独断的に思い込まれるのはとても残念です。
(前回のブログにおけるコメントが言葉足らずでそう思わせたのであれば
ボク自身にも問題があったと反省しており、内容について一部修正しました。)

したがって2次会の席ではもっと具体的にはなしをさせてもらいましたが
今回のブログにおいて他の方にも間違われないように
考え方の軸についてのコメントを述べさせてもらいました。

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