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2013.12.31

大晦日

30日に年賀状をやっと書き終え、31日は仕事の妻を除き、
息子たちと男3人で家のなかを大掃除。
大晦日は大掃除をして新年を迎えないと、なんだか清々しい気持ちになれません。
浴室の浴槽、排水溝の清掃、床のモザイクタイルの水あか取り、目地のかび取り
洗面のカガミ拭き、2階デッキ水盤のクリーニング、ガラス及び車の拭き取りは長男に頼み、
キッチンカウンターの整理は次男へ、らせん階段の一段、一段を掃除機をかけた後、
クリーナーで汚れを落とし、ソファ及びラグの掃除機による清掃に始まり
全室の床の清掃を終え、完了------腰が痛くなりました。

アトリエで今年1年、竣工した物件と現在進行中のプロジェクトの模型を並べてみました。

田島O PROJECTと久留米M PROJECT,戸畑N PROJECTの
3つの模型がありませんが感慨深く思います。

ことしはどんな年だったのかと考えてみると
仕事では新しい体制になり、ようやく前に進む準備ができたような感じかもしれません。
プライベートでは母の入院・介護に奔走し、これまで十分に親孝行できなかったことの
少しだけをやってあげることができたかなと思っています。

さてみなさん!ことし1年ありがとうございました!

27,28日とアトリエの忘年会に続き森裕くんの忘年会に出席。
アトリエの忘年会は、今回妻の提案で自宅で行いました。
アトリエのOB(東北から直行で参加した藤山も含め)と
現役スタッフなど総勢11名の忘年会でした。
現在のスタッフは、マツオとスミの2名ですがOBが加わると
これまで歩んで来たことの結果を感じることができます。
本来、ボクは一匹狼で徒党を組む、または誇示したりするタイプでは
ありませんが、これまでの歩んで来た年月を考えると
集まった顔ぶれを見て全てが愛おしく感じます。

27日は、嬉しくて早々に酔い潰れました-----—。

28日は仕事納めの翌日、早速年賀状の準備をしなければならないのですが
二日酔いで気分が悪く夕方までゴロゴロしていました。
妻も帰宅して借りて来たDVDビデオの映画をみていると
20時頃突然、携帯の電話が-----—。
「オオイシさん!松山です!、今、森くんの忘年会に来ていますが
いろんな方が来られ凄く!盛り上がっているので、これから来れますか?」

あの押し殺したような押しの強い声で言われると
たまらず-----–「あーーわかった」と返事。
急いで着替え、地下鉄、西鉄大牟田線と乗り継いで大橋で下車。
21時過ぎに森くんのアトリエに到着。

当アトリエの忘年会で西岡さんより翌日の森くんの忘年会に行くのか聞かれた際
酔っぱらっていたボクは、誘われていないと言ったらしく
向こうの忘年会でメールを送った筈だが送っていなかったらと
問題になっていたようで-----–すいませーーん!!
酔っぱらったオジサンの小さなウソでした!
思わぬ波紋で大変申し訳なく思っています。

急遽参加して、いろいろな方とお話もでき、
森くん、松山くん!本当にありがとう!!

今日29日は、午後13時半と22時に帰福するふたりの息子を迎えに空港への往復。
あっという間に一日、一日が過ぎて行きます。

2013.12.24

バタバタ

年末の慌ただしさのなかバタバタしています。
祭日の月曜日は新規物件のプレゼンテーションで久留米に行って来ました。
結果は正月明けになりますが、全力を尽くし
やれるだけのことはやりましたので悔いはありません。

今日からは、正月明けの提案物件の第2案についてスタッフのマツオさんと打ち合わせ。
予算的には厳しいですが、3階建ての第3案も検討してみることに。

正月明けすぐには、現在進めている吉野ヶ里I PROJECTの概算見積もり資料を
工務店に提出予定のため今週中に基本図である平面、立面、断面図、
仕上表、建具表、矩計図、構造伏図、仮定断面などを準備しておかなければなりません。

1月末にはさらに新たな新規物件のプレゼンテーションが控えています。
これは正月休みの間にスケッチをしてみようと思っています。

忘年会や年賀状の作成、事務所の大掃除、各業者さんの年末のご挨拶への応対等、
仕事以外の雑用が多々あり、年末は本当にいつもバタバタです。
オオイシさん! その割には結構、映画、観ているじゃないですか!と
言われてしまうかもしれませんが-----—。

ところできょうはクリスマスイブ!!
二人のスタッフにきょうは早く帰ってもいいよと言ったところ-----
二人ともなにもありません!との返事-----。

ああ–かわいそう!!—-と思うものの世の中のアトリエ系設計事務所のスタッフは
みなさん未来の独立に向け、日夜、仕事に励み精進しているのですから立派です!!

そういうボクもきょうは—-なにもありません—が27日にアトリエOBと大忘年会を開くので
我慢、我慢。

2013.12.19

愛、アムール

昨年のカンヌ映画祭グランプリ作品のミヒャエル・ハネケ監督による「愛、アムール」を
レンタルDVDで観ました。

映画監督という職業は、表現する題材の結末を踏まえた上でストーリーの流れの中に
様々な暗喩や象徴を潜ませることができる立場にあり
映画を初めて観る鑑賞者はストーリーを追いながら、
先の見えないなかで暗喩や象徴の意味について思考しなければならず
理解しづらいケースがあります。
この映画においても最終的結末を想像できる感受性があれば文脈のなかにおいて
気付くことができるのかもしれませんが、
一度観るだけでは、監督の緻密に構成された意味を
捉えることは難しいように思いました。
ストーリーそのものに難しさがある訳ではありませんが
淡々と進んでいくドラマのなか、間合いのように挿入される象徴や暗喩、示唆は
非常に重要でこの映画にある種の芸術性を与えています。

ドラマは音楽家である老夫婦に起きた夫の妻に対する老々介護が描かれています。
老夫婦といっても夫役はあの「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャンです。
あの彼が老人になって枯れた演技を見せてくれています。

物語はその老夫婦のアパートを舞台にほとんど二人だけの室内劇として進行します。
ここまで聞いただけでも重く、敬遠しがちなドラマですが
50代以上の夫婦であれば、だれもが直面する可能性がある題材であり
他人事とは思えず、ついつい観てしまいます。

また仕事柄、二人の住まいの間取りや使われ方などを観ていると
ほとんど使われなくなったフォーマルダイニングの存在や
シーンの中に頻繁に出てくるキッチン横のヌック(ブレックファストテーブル)での
食事や会話のシーンや置物、エントランスホールとしての大きなスペース、
グランドピアノが置いてあるリビングの壁面一杯の本棚や絵画、
ソファとパーソナルソファの使い方など、全てが緻密な筋書きに基づく小道具であるため
興味が尽きません。

この監督においては意味のないシーンや会話、小道具などはなく
たとえ意味が無くてもそれは意味のあるシーンとの対比によるものとして
表現されているように感じます。

そう考えだすと次第にシーンを振り返り思い出しながら考え
いろいろな意図が浮かび上がってきます。

小津安二郎の映画のようなローアングルによる人物を描きながらの会話のシーン、
画面における色彩構成の美しさ、それを背景としての究極の愛としての
哲学的命題、観終わった後いつまでも心に残る映画作品です。

先週の土曜日、仕事が終わって妻を車で迎えに行き、
キャナルシティのユナイテッドシネマで12日から上映が始まったゼロ・グラビティを
二人で観て来ました。
ネットで調べて前評判がいいので、久しぶりに3Dで観ることにしましたが
宇宙空間における360°方向の浮遊感を体感するには
もっとも3Dとしての必然性を感じる映画です。
これまで宇宙空間を描いたSF映画はたくさんありますが
この映画における無重力状態の表現は極めてリアルであるとともに
過酷な環境のなか、美しい地球の姿を
我々人類は生命を人工的に維持することによって
眺めることができることを思い知らされます。

登場人物は男と女、2名の宇宙飛行士だけであり
過酷な空間のなか孤独で絶望的な生きるための試みが描かれていきます。
ジョージクルーニが沈着冷静なとてもいい役を演じており
あのような状況下においての彼の行動と
相手をパニックにさせない配慮ある会話は素晴らしく、
ジョージかっこいい!!と思ってしまいます。

極限の状態でも生き抜くために最後まであきらめず考え抜くことによって
過去を引きずった自分から再生する物語にもなっています。