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きょうは寒い!
まだ11月なのですが-----–。

10時半より遠賀で住宅のリフォームを検討されている施主ご夫婦と打ち合わせ。
5~6年前に一度、土地選定でご相談に来られた方で
その時は、フジヤマと土地を見に行ったことがありました。
今回は、ご実家のリフォームを検討されており、いろいろとお話しをさせて頂きましたが
結局、再度建て替えでの新築を検討されることに。
しばらく時が経っての再度のご相談に対しとても嬉しく思いました。
頑張りましょう!!

その後、アトリエを12時に出発、大刀洗で二世帯住宅を検討されている施主と
現地でお会いし確認を行った後、施主の方のオフィスで要望についてのヒアリングを
行ないました。
敷地は吉野ヶ里 I PROJECTと同じように北側の景色が素晴らしく
その取り込みを意識したプロジェクトになりそうです。

一度アトリエに戻り、15時半に出発。嘉麻 S PROJECTの上棟の立ち会いに。
現地はとても寒く、気温は5℃!!
雨が降ったりやんだりの天気のなか
構造が片流れの登り梁のため
滑らないように中断しながらの作業で1日では終わりませんでした。
しかしながら、木のフレームで囲まれた空間は大きく感じ、
内部空間の拡がり感が楽しみです。

月曜日に若手建築家のMくんと話す機会があり、久しぶりにいろいろと話をしました。
そんななかで、アトリエ事務所から独立していく若い建築家たちの
はなしになりました。
むかしと比べ建築家としての認知度が高くなった昨今においては
独立したてでも比較的に仕事が入り、
あまり苦労せずに何とか食べて行けるようになったことは
決して悪いことではありませんが、
その分、自分の中の内面性を掘り下げながら
建築を造ることに対して悶々とする時間が失われ、
自分を見つける時間を作ることが難しくなってきているということでした。
その結果、後で悩まなければいけなくなる問題を抱えているという認識があり
我々のような仕事がなかった世代で現在まで生き残って頑張っている建築家の人間は
助走期間が長かっただけ悶々として自分というものが確立されているという指摘でした。

ボクの組織設計事務所時代は自分というものがはっきりとないなか
独立して頑張っている連中が羨ましくて、羨ましくて、
会社の面白くない仕事をこなしながら、いつかかれらのように独立したいとずっと
思い続けながらも独立することができないでいました。
でも自分が独立すれば、こんな建築を造りたいという明確なイメージはありませんでした。
ただ、自分の中に眠っている何かがきっとある!
あるに違いない!という自信だけがあっただけです。
人間はそのような変な思い込みがあると、意外と強くなれるもので不思議です。

アトリエのスタッフはどこのアトリエ系事務所でも同じだと思いますが
これまで経験してきたノウハウのすべてを教え込まれます。
かれらは何十年もかかって築いてきたアトリエの蓄積を数年で覚えることができ
ボクのように回り道をしながら長い年月をかけなくても、
いまの段階でその上に積み上げていくことができとても羨ましく思います。
そういう意味においては独立する頃には「能力」も「熱意」も十分に備わっています。
そこで大事なのが先日のブログ「稲盛フィロソフィー」における「考え方」という問題だろうと
思います。
「考え方」は受験勉強と同じで決してハウツーだけでは習得できないもので
各々が自分流で悪戦苦闘して見つけない限り、身に付けることができないものです。

安易に手っ取り早く他の人の「考え方」を借りても
ゆくゆくは自分の「考え方」を見つけない限り、
壁にぶつかってしまう可能性もあります。

助走期間のなかで自分の「考え方」を見つけていくことができるとよいのですが------。

実はボクもいまだ助走中でして------悩めるオジサンとなりました。

 

本日、人吉 I PROJECT の引き渡しに立ち会いました。
施主のI さま土地探しから始まり、場所が二転三転しながら
3年の歳月が流れての完成おめでとうございます。
当アトリエの担当スタッフも藤山、有吉、松尾と三人も入れ替わりながら
完成に漕ぎ着けたことを大変嬉しく思っています。
また、施工をされた浦田建設さんと協力業者のみなさまありがとうございました。

中庭を単なる空間ではなく大きな屋根のある空間と繋げることで
夏の強い陽射しの下、いろいろな目的で使用されることになるだろうと思っています。

三つのグループに分かれた各スペースは南側に対し平行に配置されているため
冬場の暖かい光がどの部屋にも奥まで入り、とても暖かなスペースになっています。
夏場の強い陽射しは入射角度が高くなるため軒の出でカットするとともに
二つに分割された縦長の大きな開口部の上部欄間部に遮光タイプの
タテ型ブラインドを設置することで室内への侵入を防ぎます。

キッチンはキッチンハウスのシステムキッチンを選ばれています。
背後に三つの扉があり、右側がプライベートスペースへの入り口、
中央がパントリーの入り口、左側が冷蔵庫で引き戸になっています。
電子レンジと炊飯ジャーなどの置き場は左側の収納に隠されており
使用するときにオープンにします。
したがって一切余計なものが見えないオープンキッチンを目指しています。

プライベートスペースの廊下にはいろいろなところから光が入ります。

南側の庭に面した子供室1。勾配屋根に沿った傾斜天井となっており
明るくて拡がりのあるスペースです。

一番奥にある同じく南側の庭に面した子供室2。壁の一部にニッチ(くぼみ)を作り
床にクッションなどを置いて囲まれた小さなスペースの中に入って本を読んだりする
場所として提案しています。

我々の提案する建物は決してハードなものだけではありません。
生活の楽しさと美しさを考え提案を行っています。

きょうはミスターフローリング代表の平安氏の古希をお祝いする会が
二日市温泉の大丸別荘で盛大に行われました。

むかし平安さんが立ち上げた博多デザイン倶楽部を通しての長いお付き合いで
世界的建築家の伊東豊雄氏が台湾(おそらくオペラハウスの現場)より駆けつけ、
山本理顕、千葉学、シーラカンスの工藤氏、藤江秀一氏など
日本を代表する錚々たるメンバーと
福岡の建築家、市長、衆議院議員、小料理屋の女将、中洲のママ、工務店の社長などなど
平安さんの幅広い人脈を通し総勢約150名近くが集まり、お祝いをしました。
また本日来る予定で急に来れなくなった隈研吾氏より電報でのお祝いも。

集まった建築家のほとんどはモダニストであり、彼らが見守るなか、
式は粛々どころか全く意に介さない平安ワールドの炸裂!!で、
小料理屋の女将の舞踊があり、
行き付けの中洲のクラブの女子達による踊りがあるなど
むしろそれがアバンギャルドにさえ思ってしまいました-----—-ス、スゲエ!!

そんな雰囲気のなか、伊東さんも全く意に介さず
凄く楽しそうではっぴを着て北島三郎の「祭りだ!祭りだ!」♪♪のカラオケで盛り上がりました-----—じぇ、じぇ、じぇー!!

きょうは、人吉 I PROJECTの設計事務所竣工検査に行ってきました。
まだ、クリーニングが入っておらずシーリングや家具などが未施工の状態で
土、日に美装(クリーニング)を行い、月曜日に手直し及び残工事をして
26日火曜日が引き渡しとなります。
天気が良く外観と中庭は青い空ととても似合っていると思いましたので
少しばかりご紹介。

駐車スペースと中庭との境界に入るフイルム貼りのガラスがまだ入っていません。

南側の敷地と駐車スペースとの間の植栽も未施工ですが南側建物の端部は
屋根のついた自転車置場になっています。

自転車置場から中庭へ入る門扉は強化ガラスになっています。

中庭にこだわられた施主の奥様の夢が実現しています。

内部はまだ工事中のため引き渡し時に少し撮影できるかもしれません。
最近、箱状の建物以外に勾配屋根のある形態をどのようにデザインするか興味があり
いろいろ試しています。