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2011.03.05

千葉の現場

きょうは、朝の5時に起床。
急いでシャワーを浴び、仕度をして5時40分に自宅を出発、福岡空港へ。
6時20分には到着し、JALの自動チェックインで航空券のバーコードを当て
席の指定を選択するのですが、うまくいきません。
近くのJALの係員の女性にそのことを告げると、きょうの7時5分発の便には
修学旅行生が一緒でお客様の席は、その近くしか残っていません、
もしよろしければクラスJのシートが空いており1000円追加されると
そちらに座れますと言われました。
さすが、JALも商売上手になったなあと思い、即座にお願いしました。

チェックインを行ない、出発ゲートで待っていると
来ました!修学旅行生たちが-----。

じっくりと観察してみるととても野暮ったく、イマドキ、東京へおのぼりさんみたいに行く
九州の女学校って一体どこの田舎の学校だろうかと思っていました。
よく見ていると、イタリアコース、筑紫女学園〇番という台紙を持っている女の子がいます。
エッ!筑女? 田舎の高校じゃありません。
へえー!ということは、羽田の国際線化により羽田経由でイタリアに行くっていうことか?
うちの高校の女子生徒の方が80人しかいなかったけど、かわいい子は多かったなど
もう54歳になる彼女らを一度も同じクラスにならなかったオジサンが
勝手に比較しながら見つめていることなど誰にもわかりません。

羽田には8時35分に到着。

ボクの大好きなコロッケそばはこういうホームの中にある立ち食いそば屋にあります!
途中、少し寄り道して10時半ごろ千葉の現場に到着しました。

64歳の現場監督の方と54歳になる設計者の組み合わせ。
老老コンビでがんばりました!
設定地盤レベルの確認が必要だったため、
レベル測量の助手として目盛の入ったバーを持ち手伝いました。
縄張りと言ってあらかじめ現況敷地にセッティングされた縄によって
建物のアウトラインを確認し、
建物が設計通りの位置かどうか巻尺で計り確認しました。
設定地盤レベルと道路とのレベル差、土の取り方、勾配のつけ方など
いろいろと確認をし打ち合わせを行ないました。
監督の方は細かい方で安心しました。

建設会社が手掛けている住宅がボクが設計しているテイストとかなり違い
木をたくさん使用したものが多いため
事前に施主の方が実際竣工間際の住宅を見学されていました。
そこでボクにも一度、何か見てもらうよう要望されていたため
現場より比較的近い3月末竣工の住宅の別の現場に連れて行ってもらいました。

木造平屋の三つの切妻の棟が分かれて建ち、
外部の仕上げは木の板材を150ミリピッチくらいの
リブ状のボーダーによって押さえ、黒いオイルステインが塗られています。
へー!こんな建物も施工されているんだと思いながら中に入ると
三つの棟をつなぐ廊下と水回りは天井高さが1950ミリに抑えられています。
そこで、この建物を設計されている方は何ていう人ですかと大工さんに尋ねると
あー、確か、ホリベっていう人ですと言われました。
エッ?すいませんがホリベって堀部安嗣さんですかと尋ねると
あー、そういう人でしたと言われました。
堀部さんと言えば、吉村順三に始まる日本の住宅設計の王道を受け継ぐ
もっとも期待された建築家として有名な方です。
胸躍る気持ちで見させて頂きました。 

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