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人吉のI PROJECTのヒモ状の構造フレームによるプランについて
フジヤマも交え、アリヨシと打ち合わせを行ないました。

ヒモ状のスペースが単なる通路や吹き抜けになっているだけで面白くなく
それに挟まれたスペースに空間の変化を求めようとしていることに対し
そうではないという話をしました。
300坪という敷地において極端に伸ばされたヒモ状の形態によって
囲まれたスペースとの関係をデザインすることを考えていましたが、
フジヤマより敷地をヒモ状のスペースによって仕切る案が出され
興味を持ちました。
敷地の中の使われない、意味の無い余白を残すことではなく
そこに意味を与えることで住宅の小さなスペースで敷地全体全てを調整する方法。
クライアントの自然に対する二重の価値観をベースとして
閉じた自然と開いた自然を作ることで
外部と内部と言う1対1の関係性を0.5対0.5対1という
さらに複雑な関係性を作り出すことができるかもしれません。
この場合、ヒモという当初のコンセプトは形態による構成のアイデアへと変化し
敷地の中心部に全てがワンルーム化されたスペースのアウトラインに
集約させることになります。

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