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晴天の日曜日、飯塚S PROJECT改めパラレルハウスが
無事上棟しました。
南側道路に対し平行な細長い敷地にパラレル(並列)状に並べた構成で
交互に南北の庭を取り込みながら屋根の勾配が繰り返されます。

単純な構成ですが並列に並んだ部屋を区切る2枚の斜め壁によって
空間に変化がありとてもリズミカルです。
斜め壁は構造設計においてX,Y方向の2つのベクトルに分け耐震壁としての
必然性を兼ね備えています。

単純なのに複雑ということが最も目指すところです。


2階部分は、ガレージ上部とキッチン上部の2ヶ所にありますが
繋がっておらず、それぞれの階段でアクセスします。
手前がガレージ上部の部屋で奥に見えるのがキッチン上部の部屋。

上の写真はキッチンからリビング方向を撮ったもので、
右側に壁で囲われたリビング専用の庭が拡がります。

2010.02.27

練り物と建築

知り合いの女性に練り物をほとんど食べない女性がいます。
彼女の母親は料理人で昔から新鮮な食材のおいしさをストレートに活かしたものとして
食してきたので、結果的に練り物はあまり食べないということでした。

ぎょうざやハンバーグなど練り物大好き!のボクにとって、彼女の食に対する
自然なこだわりは、レベルの高い食文化に接してきた結果でもありますが
こんな庶民的味も理解してほしいと思っていました。

先日、とあるブログに練り物の話があり、著名な和風料理の料理人が言うには
練り物は、やはり邪道だそうです。
どういうものが混ぜてあるのかわからない、ある意味で素材の悪さをごまかせやすい
という部分において、ネタで勝負する、ネタを活かすという本道から外れるのかもしれません。

そこでそのブログでは、それを建築に置き換え、スケルトンとブラックボックスという関係で
論じていました。
スケルトンはすべてが明快で隠し事がない素材感があるのに対し、
いろんなものをブラッックボックス化して隠してしまっているのはハリボテだと。

コンクリートの構造を打ち放しとしてコンクリートらしく表現することも
そんな価値観に基づくもので、鉄骨造の建物を薄く軽快に鉄骨らしく見せることも
そういうことになります。
素材をごまかさず最大限、素直により良く表現することは、構成も含め相変わらず
現代建築における王道といってもいいかもしれません。

実はこのごまかさずに最大限より良く見せることがどんなに難しいことか
和食の世界で考えてみると良くわかるのではと思います。
理解していても才能がないとできないのです。
建築においても同じように難しいことです。
建築にはいろんな機能が要求されており、食の世界の比ではないほど
これを貫くことには、強靭な意志と感性と技術がいるのです。

したがって建築における正しい評価をきちんと得ようと思うものは、
原点で勝負することをお勧めします!
そうすれば、必ず一定の評価を勝ち取ることができます。

ただ、いつまでもこのアプローチが本物の建築という評価軸では
建築家としての評価が上がるほど、どんどんソリッドになっていく。
それはこれまでの変わらない評価軸の一つであって
もっと違う評価軸の確立はできないものだろか?
評価軸の少なさが結局、地方でしかないという悔しさを感じるのですが。
もっと多面的評価軸の多さが必要だと思います。

バンクーバーオリンピック女子フィギアスケート。
おととい、ショートプログラムにおいて書いたブログに対し
鬼嫁より、「あなた!ショートプログラムにおいてあれだけ書いておきながら
結果をブログでアップしなくちゃ示しがつかないわ!!」と言われました。

あーそっ、そうー
もう一度、録画したビデオを何度も見て思ったことは、キム・ヨナも浅田も
天才であり、他の選手とは演技力、技術力を含め破格に違う存在だということ。
選手権において10位前後の選手たちの今回のオリンピックでの演技を見て
比較すればその違いを素人でもよくわかるのではないでしょうか。

ぼくたちのように仕事をしながら、ついその瞬間だけを見ている人間にとって
浅田真央がミスしたことを残念に思ってしまいがちですが
録画を通して全選手の演技を見るにつけ、ミスがあったとしても
レベルが違う浅田の存在がよく理解できます。
毎日、毎日この日のために全てを捧げ大変な思いで練習してきた人間に対し
本当によく頑張ったと言いたい!
浅田真央!銀メダルおめでとう!
キム・ヨナ金メダルおめでとう!
歴史に残る二人の素晴らしい演技を見せてもらいありがとうと言いたい!

また、大会直前の母親の急死にも関わらず、見事銅メダルを受賞したロシェット
おめでとう!
4年前の荒川静香の金メダルもそれまで1個のメダルも取れなかった日本の
最後の劇的メダルで日本中を大いに沸かせてくれましたが
今回も様々なドラマとともに感動を与えてくれました。
もう少しで大会も終わりますが
やはりオリンピックは素晴らしい。
次のソチオリンピックでの浅田の活躍を期待して
ボクもこれから4年間一生懸命頑張りたいと思います!

昨年3月より、土地の取得に対する開発行為などの検討で
時間がかかっていました産婦人科の増改築プロジェクトが
やっと動き出し、設計契約の打ち合わせをさせて頂きました。

当アトリエはこれまで産婦人科の増改築の実績があり、それを見られてのご依頼です。
産婦人科の先生のお仕事は、昼夜を問わずに場所に拘束された激務で
打ち合わせを行なうにしてもなかなか時間が取れなかったりすることもあり
つくづく大変なお仕事であることが理解できます。

これまで住宅の設計が多いアトリエですが、医療施設も十分に対応できますので
今後、担当のフジヤマとともにがんばっていきたいと思っています!

さて、2月の13日から始まったバンクーバー冬季オリンピック。

男子フィギアの高橋大輔の銅メダルに続き、女子フィギアの日本勢の中で
誰がメダルを取るのか、日本全国の関心が高まる中
お隣の韓国もキム・ヨナに対し金メダル獲得の期待がエスカレートしているようで
選手の皆さんは、プレッシャーで大変だろうと思います。

そんな中で、一時、絶不調だった浅田真央選手が練習においては
最高の仕上がりを見せ、本日のショートプログラムの演技において期待がかかりました。
昼食をずらしテレビの前に座り、浅田真央の順番を待っていると
こちらの方が緊張してきました。
どうか失敗しませんようにと祈るような気持ちで一杯です。
以前、浅田が不調の時に語っていた言葉で
試合前に緊張していなかったので、いざ競技を始めた時に緊張で硬くなってしまった
ということを聞きましたが、ボクもこの前の建築九州賞のプレゼは同じように
感じました。
オリンピック選手と比べようもありませんが、事前の緊張感は意識を高めるために
必要だということかもしれません。

そして浅田の演技。
ハチャトウリアンの仮面舞踏会という華やかで力強く癖のあるワルツに載って
最初のトリプルアクセルが決まり、
表情がだんだんリラックス
いいぞー浅田ー!!
昔の浅田らしい力強くてやわらかい密度のある演技
長い手足を存分に使った優雅で大きな動き
ブラボー!素晴らしい!
滑った直後に出たヤッター!という浅田の言葉どおり
得点はこれまで滑った選手の中で最高の73.78点。

会場の興奮とざわめきが納まらない中、
先に終わった浅田から強烈なプレッシャーを受けながらも
直後に滑るキム・ヨナの憎々しいまでの余裕の演技。
007の音楽に合わせ、ボンドガールを彷彿させる体がしなるようなセクシーさも
切れも感じさせ、とにかく音楽と表現とのマッチングが素晴らしい!
悔しいけれども見事でした。
得点は自己最高点の78.5点!
凄い!並みの神経ではない強さです。
スポーツ競技を通して見るたびに、
韓国の人は日本人に比べ精神的にタフなような気がします。
常に北朝鮮との緊張感を強いられている韓国の人に比べ
日本が平和過ぎるからでしょうか?
もちろん、国から与えられる報奨金が韓国では桁違いに大きな金額のようですが-----。
とにかく、映画的演出力は韓国の方が日本より本当にうまいと思います。

さて、次のフリースタイルにおいて二人の演技がどのようにされるのか
浅田にとって苦手なショートプログラムにおいてのキム・ヨナとの
5点差以内は、予定通りの逆転圏内であるそうです。
安藤と鈴木にも是非、がんばってもらい
出来ればメダルを二つ取って欲しいと思っています。

今回のバンクーバーオリンピックにおける最高の盛り上がりになりそうです。