BLOG


きょう土曜日は、平成18年に建築士法の改正によりあらたに義務付けられた
管理建築士の講習と資格試験に行ってきました。
朝の9時10分より夕方の5時半までかんづめ状態での講習で疲れました。

今後、資格を持った、一級、二級、木造設計事務所は、管理建築士を最低1名
置くことを義務付けられます。
管理建築士は、建築士事務所の業務に係る技術的事項を総括することが
求められており、アトリエ系のような小さな設計事務所では事務所開設者が
兼任することになります。
平成18年に公布され20年の11月に施行、登録設計事務所は3年以内に
管理建築士を置かなければ仕事ができなくなります。

また、一級建築士の資格を取得した人は、最低3年の実務経験を積まなければ
管理建築士の資格を取得することができないため、建築家を志す若手にとり
設計事務所開設に時間がかかることになる厳しい制度になります。

管理建築士は設計業務を通し、あらゆる法の遵守と建築物の品質確保に対する
事務所の経営管理から受託業務の管理に至るまでの全ての責任が求められ、
それを全てクリアした上での社会的芸術としての建築の創造が求められる訳で
建築を志す若い人達が挫折してしまわないか心配です。

設計という仕事が夢だけでは叶わない膨大な情報処理能力が求められており
今後、とにかく精神的にタフな人間しか生き残れない厳しい職業になると思いますが
一歩一歩を少しずつ登っていくことが大事だと思います。

きょうの講習会は定員の300名で満員であり福岡県ではこれまで計10回3000人が
講習を受けたそうです。最後の年は講習を受ける人が増えそうなので
早目に講習を受けるように言われてました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。