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今回より、二手に60名ずつ分かれた生徒が入れ替わり、再び「ウォーキング公園」
の課題演習を行ないます。
我々の指導は前回と変わりませんが、入れ替わった生徒たちは第2課題として
工藤・末廣先生のところで住宅の課題を行なっており、彼らにとっては新しい課題となります。

今回は、1回目なのでランドスケープの参考事例として、安藤忠雄さんが設計された
熊本県装飾古墳館と伊東豊雄さんが設計された北海道のホテルPのプランが
紹介されていました。
どちらのプランも強いコンセプトが感じられ、美しい建築やコンセプチュアルな建築は、
まずはじめにプランが美しいと改めて思いました。
プランが美しいということは、表層ではなく構成が意識された結果だと思います。
厳しいことを言えば、プランが美しくないのに、かっこ良く見える建築は、
装飾的であると言っていいかもしれません。


これは、安藤さんの装飾古墳館のプランが探せなかったので北海道の安藤さん設計
の水の劇場のプランです。安藤さんのプランが美しいのは有名であり、且つ本物も
常に上から撮影されることを意識して、余計な設備機器が一切屋上に出てこない
ように計画されています。


伊東豊雄さん設計のホテルP。直線上の2層の箱の中に客室が入っており、
楕円で切り取られたスペースに箱と平行してホール、フロント、食堂、バックヤード
などがバーコード状に並べられ配置されています。この部分には屋根があるのですが
プランがわかりやすいように省いてあります。建物へのアプローチは、楕円の壁をくぐり
水が張ってある中をブリッジで渡る演出になっています。

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