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2008.05.30

LEAF HOUSE現場


茶山のLEAF HOUSEの現場に行ってきました。
外回りは庇の下地ボード張りも終わり、外壁のノンクラックラスモルタル下地の工程
に入る段階です。
外壁の色は、真っ白な9枚の浮いた屋根を目立たせるために、濃げ茶のラフな
塗り壁で施工される予定です。
幾重にも屋根が重なり合った状態をお見せしたいところですが、まだ足場が取れず
全貌がなかなか見えません。

屋根同士の重なりは、内部にも貫入しています。

プランや納まりが複雑なため、工程はかなり遅れていますが、工務店は一生懸命施工
されており、止むを得ない状況です。
一応、8月末竣工を目標でがんばります!


毎週木曜日は、非常勤講師をしている近大の授業です。
課題は、先週より始まった第2課題「丘陵地にあるウォーキング公園」
ですが、生徒のスケッチを見ていると大半が斜面上にウォーキングのための
道のルートを作っているだけで形になっていません。
斜面そのものを切り込んだり盛ったりして触っていかなければ造形にはなりません。
また、斜面そのものの捉え方を、意味などについてもっとベーシックな形で捉えなおす
ことにより、新しいアイデアが出てくると思うのですが-----。
さらに、斜面を切るなり盛るにしてもある一定のルールやデザインイメージを考え
なければ進みません。

課題の取り組み方として大きく二つの方法があります。
まず、最初にイメージありきとコンセプトを考え出して詰めていく方法です。
イメージありきは、まず手を動かしてデザインの神様が降臨してくるのを
ひたすら待つしかありません。そのためには粘っこく時間をかけて手を動かす
しかありません。またその道具においては、絶対にやわらかい(2B程度)
ペンシルが必要です。HやHB程度のシャープペンシルを持って動かしても
神の降臨はないのです。
さきに感覚があって、それが面白いと思うのならば、そこの意味について考えていきます。

つぎにコンセプトを詰めるためには、さきほど書いたように意味についてよく
考えることです。意味から浮かぶキーワードを抽出しながら、思考が発展していける
可能性のキーワードを選び出します。
思考の発展のためには、アイデアを考え出すことによって次のステップに進むことが
可能になります。
したがって、前回書いたようにアイデアの連鎖がないと思考の発展にはつながりません。

学生諸君は、多かれ少なかれ、この二つの方法のどちらかの訓練を行なっています。

課題の内容はシンプルで前回よりはるかに簡単なのですが、
条件がより具体的であるため、現実的に考えるあまり全然、飛べていません。

近大諸君! もっと、もっと飛んでー!


須恵町で工事中のLIGHT TUBEが銀行融資の関係で急遽
登記をすることになり、足場を解体することになりました。
外壁は、初めて塗装が施してあるライン状のサイディングを使用しましたが、
心配していたほど、安っぽくは見えずに安心しました。
写真の外観正面は、建物の北東面にあたり現況の敷地より半階上がっています。
ダイニングとキッチンのランダムに開けられた窓からは、
遠く北東の景色を眺めることができます。
両サイドの持ち出された部分は、左側が2.4m、右側が2.7m突き出ています。


さて次は、いよいよ内装の仕上げ工事です。
チューブ状に連続するワンルームスペースは、見ごたえがありますのでお楽しみに!
ある意味で先日竣工したONE以上にONEかもしれません。

2008.05.27

さわやかな風

きょうも天気が良く、福岡は日中、気温が29度まで上がるとラジオで言って
いましたが、アトリエの北側の扉を開けて通り抜ける風は、少しひんやりと
してて、気持ちよく感じます。
あーこういう日は、なんもかもほったらかしにして、どこかにプラーっと
行ってしまいたくなります。
だいたい自分は、もともとボーっと派です。
信じられないと思うかもしれませんが、ずぼらで家でゴロゴロしているのが好きです。
ただ、ときどき家が片付いていなくて汚いと思うと急にそそくさと自分で掃除を始めます。

その当たりのいい加減さと細かさの基準が、常にその時の状況で違うため、
妻やスタッフなどの周りに迷惑をかけることがあるようです。
そこがもっともAB型的かもしれません。

5月の風がアトリエ内をさわやかに吹き抜けていく中、パソコンのキーをたたく音だけが
静かな時間の流れにのって時の経過をひびかせています。

ボクが黙っていると、ほんとにアトリエは静かです-----—。

2008.05.26

光と透け

きょうは天気が良く、CITY CUBEのゲストルームの上に水を張ったトップライト
からの光が風に揺れ、ゲストルームの淡いペールトーンの塗り壁上に美しい
光のラインができていましたので写真を撮ってみましたが、写真では画像が固定
されるため、光の揺らぎが表現できないのが残念です。

光に対して平行する壁には、斜めの光の帯がランダムな間隔で揺れ動くのに対して
光の投射に対して直交する壁には、無数の水の波紋が揺れ動きます。

ゲストルームの西側にあけられた開口部には、水の底をイメージして、スイスの
バウマン社の青と緑の透けた生地が重ね張りになって、複雑なモアレ模様が出ている
レースのカーテンが、かすかに通り抜けていく風によって、たおやかに揺れています。

やっぱり自分自身は、もっと硬質ではなく、もっともっとやわらかな空間を
造りたいなあなどと思いました。