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 現在、ONE PROJECT(二日市)の実施設計中です。
施主は、20代後半の公務員のご夫婦で、当アトリエの住宅を雑誌で見られての
ご依頼です。
奥様の実家の近くに土地を購入されており、昨年の10月よりゆっくりと
時間をいただき、検討を進めてきました。
土地形状が正方形に近く、CITY CUBEを気に入られてのご依頼でもあり
計画を進めるにあたって、単純なロの字の二重フレームを記号化した平面を
スタッフに与え、中央ロの字と外周ロの字の関係性を構築した空間を提案させる
ことを目標としました。

いろんな可能性を考慮した4つの提案に対して、スタッフの平野が検討した案が
ご夫婦にとって一番面白いプランだということになりました。

中央ロの字部分を半地下の収納スペースとし、その上部をリビングスペースとして
中央のコアを取り巻く1Fスペースに洗面・浴室の水周りと寝室、予備室、バスコートテラス、
インナーテラスを配置しています。
2Fは、その取り巻いているスペースの上部がキッチン、ダイニング、子供室、外部テラス
としてワンルームに配置され、半階下がったリビングとつながり、リビングはさらに
1Fの取り巻いているスペースとつながっているという全体がワンルームの家に
なっています。

名付けて ONE PROJECT!
7月20日の図渡しに向け、本日、施主に対して進捗状況の説明と一部変更内容の
確認を行いました。

2007.06.29

再びトライ!

 以前(2年前)、東京のディベロッパーの方よりメールでご連絡をいただいたことがあります。
私が設計した住宅が海外の本に掲載されており、東京の書店の洋書コーナーで
見られ、当アトリエのホームページも改めて確認された上で是非,世田谷の高額建売物件
3件の設計監理についてご相談したいということでした。

さっそく、東京に行きお会いして、現地も確認しました。
向こうからもこちらに来られて、CITY CUBEとSHIMA STYLEをご案内しました。
東京進出が一気に叶うビッグチャンスでしたが、さんざん悩んだ末お断りしました。
2年前は、当アトリエのスタッフがまだ十分育っておらず、ディベロッパーのスケジュールに
対応できるキャパシティがないため、こちらが抱えている物件の密度が落ちることを
とても不安に思った結果でした。
たいへん残念なことでしたが、いまでは、どなたにもご迷惑をかけずに正しい判断だった
と思っています。
(その物件は、結局、東京の建築家の岩本弘光氏がされて昨年竣工しています。)

きょう、以前ブログでご紹介したNさんご夫婦が再び相談にこられました。
汗をぬぐいながら開口一番 「大石さん!うちのマンションからここまで1460歩でした!」

東京での不動産物件のご検討を早速進められており、
当アトリエに設計監理を依頼され場合の、交通費を含めた
様々な諸費用について打ち合わせを行ないました。
かなり具体的な総費用の提示もあり、Nさんが建築事務所に設計を依頼
されるハードルは低くなったと思っています。
今後、詰めないといけないことがたくさんあり、どうなるかわかりませんが、
もしかしたら、当アトリエにとって、東京での初の設計物件になるかもしれず、
今回のチャンスには、2年前に比べスタッフも3人に増え、力も付けていますので
全力でチャレンジできると思っています。

2007.06.28

建築雑誌

 当アトリエでは、定期的にいろんな雑誌を取り寄せています。
a+u,GAJAPAN、CASA BRUTUS、日経アーキテクチャー、新建築、
新建築 住宅特集、など。
その中で、住宅の設計において一番重要視しているのは、新建築社の住宅特集です。
一般の人向けの雑誌ではありませんが、月刊をストックしていき、
設計における参考として頻繁に使用しています。
写真という情報は、どんなに細かく意識を集中して見ても、結局全体像しか把握
できていません。
計画やデザイン、空間の見え方など、設計を進めているそれぞれのケースにおいて
似たような参考になる事例を集める目的があると、これまで何気なく見逃していた
ものが、写真を通して間違いなく見えてきます。
模倣のために集めるのではなく、どう対応しているかを知ることが必要です。
今月号は、気に入らない住宅ばっかりとかいうレベルではなく、あらゆる情報は、
目的を持つことによって意味のあるものに変わります。
したがって、設計行為はあらゆる段階(プラン、空間構成、ディテール、材料、デザイン)
において目的が発生するもの(目的がなければ統合されたものにはならない)
であり雑誌の情報は、大変貴重なものです。

最近、アトリエから近くの設計依頼物件が多く、大変助かっています。
きのうも、突然、アトリエの近くの土地を購入するかどうかで迷われておられる
方からご相談の電話がありました。当日中に返答しないといけないという
ことで、事前に敷地を見に行き、夜の7時にアトリエでお会いしました。
 本当に突然のお話でしたが、たまたま対応ができて良かったです。
当アトリエのことは、建築ジャーナルから出版されている「九州の建築家とお見合いする本」
を見られて知られたようです。
土地は、公道まで巾2mの屈折した敷地延長によって法的に建築可能な30坪の旗さお敷地
になっており、西新という場所のわりには非常に割安感がありました。一番判断が難しい
車の出入についても実際に試されて確認済みでしたので、前向きに検討されることを
お勧めしました。
今後、契約されたならば、改めてお打ち合わせさせていただくということになりました。

今日の夕方、散歩がてら、どのくらい近いのか歩いてみました。バカですねー。
アトリエから700歩の敷地です!
これまでで最短距離!
ご予算も厳しくまだどうなるのかわかりませんが、とりあえずブログでご報告。

 
苅田町に着工した施主の方からきのう,ブログ上での建物の名称SWASTIKA2が
嫌だとのご連絡をいただきました。SWASTIKAというコンセプト名が嫌というのでは
なく、2が嫌ということでした。
 なるほど確かに、苅田町の住宅は他のどこにもない住宅だと思っていただいている
お施主様にとって、2は二番煎じのようで,大変よく理解いたしました。
逆にこの住宅に強い思い入れをもっていただいて大変嬉しく感じました。
そこで新たな名称を決めました。大小5つのL字形の建物が卍状に組み合わさった住宅
として「相似」という言葉を使用してみることにしました。

「5 Similar House」

結構いいじゃん!と勝手に思っています。