恵まれた自然環境(北の海が遠望できる山の中)というケースでの自然との関わり方を求められた建物である。
Shima Styleとは、30代の建て主が、自分たちの生活スタイルに合うイメージ写真を雑誌よりピックアップし、CD-ROMに編集したものに名付けられたネーミングである。
そこには、サーフィンとスカ(音楽)を趣味とする建て主の、たくさんの生活シーンのイメージが込められていた。
その画像をそれぞれ分析し、生活を演出する空間のあり方を詰めてプランニングを行った。

建物は、できるだけシンプルかつ大らかに自然とのつながりを持たせる意味で、2種類の高低差があるL字型フレーム屋根による組み合わせとし、屋根下の半屋外的空間の形成と開放性が、コンセプトとなっている。
その結果、3種類の生活シーンの異なるデッキスペース(1.山側に開かれた居間の延長としてのデッキ、2.バスコートと一体となった外部シャワーのあるデッキ、3.海の広がりを遠望できる2階オーディオルーム前デッキ)によって、多様な楽しみ方が可能となっている。
又、キッチンの背後は北側の海を望む掃き出しの全開放サッシのついた開口部となっており、生活の中での料理という行為も心地良さを生むシーンのひとつとして設定されている。

敷地面積 1647.0㎡(486.0t)
延床面積 179.5㎡(54.4t)
竣  工 2003年
photo   Kouji Okamoto
施  工 斎藤工務店